チベせん日記 -339ページ目

『チベ夏~』終わる

週末、『チベ夏~』最終日なので再度上京してきた。

この日はひと夏続いた『チベ夏~』のクロージングセレモニーということで川辺ゆかさん&テンジンlaのチベタンミュージックコンサートを交えながらの立食パーティーらしいのだが、開始の16時までまだ大幅に時間があるので、何となく靖国神社へ参拝に行く。
参拝を終えて大きな鳥居を出ると、そこで右翼っぽいおっさんがナニやらチラシを配っているのだが、それを華麗にスルーしようとした時、一枚のサインボードがワシの足を止めた。そこには中国の地図の中にチベットが描いており、
『チベット民族の危機!』と書いてあるではないか!!
これは写真に収めたい、と思い、恐る恐る右翼っぽいおっさんに、

「あのぉ~、コレ写真撮ってもいいっすか?」

と尋ねると、おっさんは気持ちよく一言、

「yes! noproblem!] と答えてくれた。

・゜・(ノД`)・゜・。

あぁ、きっとまた“捨て子のインド人”と間違われたんだ…どうせ、どうせワシなんて。。
そんな心の傷を癒すべく、修行僧のところへ行く。 ドルlaは仕事へ行っているので、ニート二人でお昼ごはんを食べる。 食後はニートらしくフリチベサイバー活動開始!さすがサイバーンガッパ、世界中のフリチベニュースを完璧に網羅している(笑) このへんの話は近々書いてみたいと思う。
この日のンガッパはヒーリングの予約が入っていた為、では後ほどポレポレで、と別れワシは一足さきにポレへ向う。

ポレポレに着くと椌椌さんが一人で内職していたのだが、程なくして中原さん、うらるんたさん、あほけつさん、ゆかさん、と続々と集まりだし、立っているものは親でも使え、とばかりにみんな会場設営に借り出される。
つーか、いくらなんでもこれから演奏するゆかさんまで使うのはどうなのだろうか…。

会場設営が終わり、テーブルの上に簡単な食事とお酒も並べ終えたのだが、開始時刻が過ぎても一向に始まる気配がない。 そのうち気が早い連中がフライング気味に飲み始め、開始の挨拶もないまま、なし崩し的にパーティーがスタート♪
この辺が最後までチベタンライクでいい(笑)
ワシは会場の隅っこのほうで映画監督の池谷さん&イラストレーターの下田さんと飲んでいたのだが、池谷監督が、「あ、チベせんさんこれプレゼント」となんとあのご自身で撮られた問題作、『延安の娘』『蟻の兵隊』のDVDをプレゼントして下さった!!!!!!!!!!
ううっ、池谷監督、初めてお会いした時、あまりに強面なので(目があったら妊娠する)と思ったこと、この場をお借りしてお詫び致します。確かに見た目は悪い松山千春ではありますが、ここには書けないトークを気さくにお茶目にそして辛辣に語るあなたのすっかりファンになってしまいました。
さて調子に乗ったワシは下田さんもなんか著作くれないかなぁ♪と念力を送ってみたが、この“平成の山下清”は嬉しそうにトウモロコシのおかわりを繰り返すばかりで、残念ながらワシの念力は通じなかった。ただし“日本一トウモロコシが似合う男”であることだけは分かった。
この辺でようやく椌椌さんが司会をし出し、このイベントを開催するにあたってご尽力頂いた、中原さんやうらるんたさん、岩佐監督なんかをご紹介しながら一言お話を頂く。名前が出ている方、出ていない方含め、チベットを思う色々な方々の協力でこのイベントが成り立っていたのだなぁと思い、素晴らしいイベントを企画・運営してくださった方々に感謝したい。

その後、ようやくコンサートスタート♪
チベット音楽のコンサートって5/30のバイマーヤンジンさん以来だな♪
しかもこういうライブっぽいのを見るのはホント久しぶりだな♪
正直コレ見るために来たようなもんだからな♪
と、一曲目から一人勝手に脳内で盛り上がる。 が、二曲目の演奏に入ろうとした時、事件は起こった。
大きいほうのダムニェンが無い!!!
どこ置いた!?(゚Д゚≡゚Д゚)誰か見なかった!?と、騒ぎになっているが、搬入を見ていたワシが思い返してみても楽器は三本しか持ち込んでいなかったハズ。。その点、どなたかに指摘されると、

「あぁああああーーーーっ!!!!カラオケ屋に忘れてきたぁああああーーーーっ!!!!」

場内大爆笑の中、代走に出されるスタッフ これからコンサートを控えるミュージシャンが、商売道具の楽器を忘れて会場入りするなど普通ありえないが、そこがチベタンらしくてとても好きだ(笑)
無事ダムニェンも届き、4、5曲演奏して前半の部が終了。
コンサートの熱気覚めやらぬ中、ずぶ濡れの喪服の方々が様々な怨念を背負って会場にやってくる。この日、雨の中、サイレントマーチに参加された方々だ。マーチの様子は渡辺一枝さんが説明してくださった。

「雨の中、黙々と歩いていると、チベットに対する色々な思いが込み上げてきてなんだかとても悲しくなった」

サイレントマーチご参加の方々、大変ご苦労様でした。私も断腸の思いで酒を飲んでおりましたが、心は皆さんと一緒にずぶ濡れでした(-人-)

すでに会場はちょっと立ち居地が無いくらい込み始め、外で談笑していたら残念ながら野田さんのスライドショーを見逃してしまった。ここらでプログラムは最後の演奏に入るのだが、このころにはテンジンlaはすでに酔っ払っていて音を外しまくっていた。しかし本人はそんなこといっこうに構わず楽しそうに演奏していた。 この細かいことを気にせず楽しむところがチベタンらしくて見ているほうも楽しかった。

気がつくと終了時刻をとっくにオーバーしているので開始同様、なんとなく終了となり、二次会会場へ流れる。 お店の扉を開けたらなんとO社のM社長と鉢合わせて互いにビックリ!何故かよくよくバッタリ鉢合わせる方である。 聞けばベリーダンスの講習会をしていたそうなのだが、せっかくなので半ば強引にチベット枠へ着席させるw
30人以上はいただろうか?のっけから盛り上がっていて楽しかったのだが、帰りのバスの時間が迫っているワシとうらるんたさんは残念ながら一杯だけ付き合ってお店を後にした。

夏が終わった。

そろそろ地元のイベント企画すっか。