言葉狩り!
先日、団体役員を務める某会の会報にチベット紀行文を書いてくれと依頼され、ちょこっと書かせてもらった。
期日通り脱稿し、校正もパスし、ゲラが上がってきて最終のペン入れしたのが先週のこと。 紀行文に政治的な話も差し込んだが、その辺は配慮してかなりペンを抑えたつもりだった。 だからこそ書けない部分を補完すべく“続きはwebで!”とばかりに“チベットNOW@ルンタ”のブログを紹介させてもらったのだ。
が、クレームがついた。。
13年ぶりに訪れたラサの感想を書いた部分(確かに無理やりねじ込んだ感はある)に問題があるという。以下事務局長との会話。
ワシ:「どこがいけないのですか?」
事務局長:「う~ん、このラサの部分がねぇ…」
ワシ:「誰がそう言っているのですか?」
事務局長:「いや、私の意見です。」
ちょっとまて!!ワシは原稿を直接事務局に届けに行き、応接室で事務局の最高責任者である専務理事にこの手で手渡した。一読した専務理事は「よし!これでいこう♪」と言っていたんだぞ。それをゲラまで上がってきて最終校正が終わった今頃、その部下である事務局長自身の意見、というクレームがおかしい。
ワシ:「で、具体的にどの部分に不都合があると?」
事務局長:「うー、このチベット語の教育が満足に受けられないということと、 宗教活動が厳しく制限されているということと、ダライ・ラマ法王の言葉の部分…。」
チベット問題で一番大事な部分じゃねぇかぁああああああっ!!!!!!!!!
歯切れが悪いけどつまり、
・中国の少数民族政策
・中国の宗教問題
・ダライ・ラマ法王
この中国のタブーに触れてくれるなってことだろ!?
事務局長:「ほら、会員起企業には色々な会社があるからさ、ははっ。それに少数民族って優遇されているって聞くし、なに?満州族?あれなんかも手厚く保護されているんでしょ?」
・・・バカも休み休み言え。じゃあ聞くが世界人口67億人のうち、満州語が喋られる人数を知っているか?たった6人だ!しかも全員学者だ!(満州語消滅については別の理由もある) 文革時の迫害を恐れて親が中国名をつけた為、自分が満州族であることを知らない若者もいる。 つまり一端は完璧に民族浄化しておいて、逆らわないよう飼育してから“少数民族”として保護するポーズをとる。これはウイグルでも内モンゴルでも同じことが行われている。
先日、スペインの最高裁で中国人権裁判の証言台に立ったチベット人僧侶・バグド師曰く、ラサはまるで動物園。チベット人は、「ラサ動物園」の檻に入れられた「動物」だ。
だそうだ。動物園、は過激な表現だが、少なくとも当局が計画的にラサを“チベットテーマパーク”にしようとしているのは疑いようが無い、というのがワシが1月に見てきたラサの感想だ。
「色んな意見があるからこそ実際に見てきた者の感想として載せるべきなのでは? 」
と言ってはみたものの、事務局長個人の意見とは思えないのでこれ以上、彼と議論するのはやめた。実は彼はとある一部上場企業からの出向で来ている。もちろん中国大陸にどっぷり進出している企業である。 他にもこんな企業がボコボコ会員にいるので、チベットについて書かせること自体、本来は勇気のいることなのだ。 が、だからといって『楽しかったチベット旅行♪』みたいなものに書き直すつもりは毛頭ない。
さて、妥協案は見つかるのだろうか? 納得がいかなかった場合、4000字の原稿はすっぽり落とすつもりでいる。
期日通り脱稿し、校正もパスし、ゲラが上がってきて最終のペン入れしたのが先週のこと。 紀行文に政治的な話も差し込んだが、その辺は配慮してかなりペンを抑えたつもりだった。 だからこそ書けない部分を補完すべく“続きはwebで!”とばかりに“チベットNOW@ルンタ”のブログを紹介させてもらったのだ。
が、クレームがついた。。
13年ぶりに訪れたラサの感想を書いた部分(確かに無理やりねじ込んだ感はある)に問題があるという。以下事務局長との会話。
ワシ:「どこがいけないのですか?」
事務局長:「う~ん、このラサの部分がねぇ…」
ワシ:「誰がそう言っているのですか?」
事務局長:「いや、私の意見です。」
ちょっとまて!!ワシは原稿を直接事務局に届けに行き、応接室で事務局の最高責任者である専務理事にこの手で手渡した。一読した専務理事は「よし!これでいこう♪」と言っていたんだぞ。それをゲラまで上がってきて最終校正が終わった今頃、その部下である事務局長自身の意見、というクレームがおかしい。
ワシ:「で、具体的にどの部分に不都合があると?」
事務局長:「うー、このチベット語の教育が満足に受けられないということと、 宗教活動が厳しく制限されているということと、ダライ・ラマ法王の言葉の部分…。」
チベット問題で一番大事な部分じゃねぇかぁああああああっ!!!!!!!!!
歯切れが悪いけどつまり、
・中国の少数民族政策
・中国の宗教問題
・ダライ・ラマ法王
この中国のタブーに触れてくれるなってことだろ!?
事務局長:「ほら、会員起企業には色々な会社があるからさ、ははっ。それに少数民族って優遇されているって聞くし、なに?満州族?あれなんかも手厚く保護されているんでしょ?」
・・・バカも休み休み言え。じゃあ聞くが世界人口67億人のうち、満州語が喋られる人数を知っているか?たった6人だ!しかも全員学者だ!(満州語消滅については別の理由もある) 文革時の迫害を恐れて親が中国名をつけた為、自分が満州族であることを知らない若者もいる。 つまり一端は完璧に民族浄化しておいて、逆らわないよう飼育してから“少数民族”として保護するポーズをとる。これはウイグルでも内モンゴルでも同じことが行われている。
先日、スペインの最高裁で中国人権裁判の証言台に立ったチベット人僧侶・バグド師曰く、ラサはまるで動物園。チベット人は、「ラサ動物園」の檻に入れられた「動物」だ。
だそうだ。動物園、は過激な表現だが、少なくとも当局が計画的にラサを“チベットテーマパーク”にしようとしているのは疑いようが無い、というのがワシが1月に見てきたラサの感想だ。
「色んな意見があるからこそ実際に見てきた者の感想として載せるべきなのでは? 」
と言ってはみたものの、事務局長個人の意見とは思えないのでこれ以上、彼と議論するのはやめた。実は彼はとある一部上場企業からの出向で来ている。もちろん中国大陸にどっぷり進出している企業である。 他にもこんな企業がボコボコ会員にいるので、チベットについて書かせること自体、本来は勇気のいることなのだ。 が、だからといって『楽しかったチベット旅行♪』みたいなものに書き直すつもりは毛頭ない。
さて、妥協案は見つかるのだろうか? 納得がいかなかった場合、4000字の原稿はすっぽり落とすつもりでいる。