【イベント】第15回チベットの歴史と文化学習会(最終回)
以下イベントのお知らせになります。
◇
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
第15回チベットの歴史と文化学習会(最終回) 「チベットとモンゴル・文革の時代」 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ... (1)「中国文化大革命とモンゴル人ジェノサイド ~1960年代における少数民族大量虐殺事件からの中国 民族問題を考える~」 文化大革命中の1967年末期から1970年初頭にかけ て、内モンゴル自治区で「内モンゴル人民革命党員大量虐 殺事件」が発生し、モンゴル人数十万人が中国共産党によ って粛清された。 「国民国家型ジェノサイド」理論にそってジェノサイドと 近代の諸原理、とりわけ国民国家と民族自決の問題との関 連性に焦点をあてて、中国の民族問題を考えます。 講師:楊海英(大野旭)(ヤン・ハイイン おおのあきら )[静岡大学人文学部教授] 1964年、内モンゴル自治区オルドス生まれ。モンゴル 名オーノス・チョクト。北京第二外国語学院大学日本語学 科卒業。89年来日。国立民族学博物館総合研究大学院大 学博士課程修了。主要著書に、『チンギス・ハーン祭祀ー 試みとしての歴史人類学的再構成』(風響社)、『モンゴ ル草原の文人たちー手写本が語る民族誌』(平凡社)、『 モンゴルとイスラーム的中国』(風響社)、『墓標なき草 原ー内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』上下( 岩波書店)ほか。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (2)「世界*の謎を解くカギ ~プンワンが模索した新しい弁証法~」 1949年の中華人民共和国建国後、チベット人にも社会 主義の道に身を投じたものはいた。プンワン(プンツォ・ ワンギェル)もその一人だ。だが民族蔑視や階級闘争によ って罪を着せられ18年間牢獄で過ごし、その間に彼は社 会主義思想の源流であるヘーゲルの弁証法を検証し、哲学 的思索を試みた。彼が模索した哲学をひもときます。 *ここで言う「世界」とは、物と心の両方の世界を意味し ます。 講師:チュイデンブン(チューデン・ブム)[桐蔭横浜大 学法学研究科博士課程] 1973年チベット・アムド生まれ。1996年青海民族 師範大学を卒業。2001年来日、南山大学大学院(総合 政策研究科・修士課程)を経て、2009年に桐蔭横浜大 学大学院(法学研究科・博士課程)に進学。著書に『チベ ット語 初級』CD付(朝日出版社)、訳書にゴラナンパ ・プンツォク・ワンギェル著『チベット人哲学者の思索と 弁証法』(明石書店)。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ◎日時:2013年2月2日(土)13:00~16:3 0(開場12:30) ◎場所:文京区民センター3-A会議室(東京都文京区本 郷4-15-14) www.city.bunkyo.lg.jp/ sosiki_busyo_kumin_shisetsu _kumincenter.html ◎参加費:1,000円 ※予約の必要はありません。当日受付にてご精算ください 。 ※チベットの歴史と文化学習会は今回をもちまして修了と なります。 ◎主催:チベットの歴史と文化学習会 tibetgaku ◎お問い合わせ:trb.gakushukai@gma il.com - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
◇
2008年から15回続いた学習会も今回が最後となります。 皆様のお越しをお待ちしておりますm(_ _)m |