チベせん日記 -12ページ目

【イベント】第15回チベットの歴史と文化学習会(最終回)

以下イベントのお知らせになります。


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第15回チベットの歴史と文化学習会(最終回)
「チベットとモンゴル・文革の時代」
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(1)「中国文化大革命とモンゴル人ジェノサイド
~1960年代における少数民族大量虐殺事件からの中国
民族問題を考える~」

文化大革命中の1967年末期から1970年初頭にかけ
て、内モンゴル自治区で「内モンゴル人民革命党員大量虐
殺事件」が発生し、モンゴル人数十万人が中国共産党によ
って粛清された。
「国民国家型ジェノサイド」理論にそってジェノサイドと
近代の諸原理、とりわけ国民国家と民族自決の問題との関
連性に焦点をあてて、中国の民族問題を考えます。

講師:楊海英(大野旭)(ヤン・ハイイン おおのあきら
)[静岡大学人文学部教授]
1964年、内モンゴル自治区オルドス生まれ。モンゴル
名オーノス・チョクト。北京第二外国語学院大学日本語学
科卒業。89年来日。国立民族学博物館総合研究大学院大
学博士課程修了。主要著書に、『チンギス・ハーン祭祀ー
試みとしての歴史人類学的再構成』(風響社)、『モンゴ
ル草原の文人たちー手写本が語る民族誌』(平凡社)、『
モンゴルとイスラーム的中国』(風響社)、『墓標なき草
原ー内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』上下(
岩波書店)ほか。

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(2)「世界*の謎を解くカギ ~プンワンが模索した新しい弁証法~」

1949年の中華人民共和国建国後、チベット人にも社会
主義の道に身を投じたものはいた。プンワン(プンツォ・
ワンギェル)もその一人だ。だが民族蔑視や階級闘争によ
って罪を着せられ18年間牢獄で過ごし、その間に彼は社
会主義思想の源流であるヘーゲルの弁証法を検証し、哲学
的思索を試みた。彼が模索した哲学をひもときます。

*ここで言う「世界」とは、物と心の両方の世界を意味し
ます。

講師:チュイデンブン(チューデン・ブム)[桐蔭横浜大
学法学研究科博士課程]
1973年チベット・アムド生まれ。1996年青海民族
師範大学を卒業。2001年来日、南山大学大学院(総合
政策研究科・修士課程)を経て、2009年に桐蔭横浜大
学大学院(法学研究科・博士課程)に進学。著書に『チベ
ット語 初級』CD付(朝日出版社)、訳書にゴラナンパ
・プンツォク・ワンギェル著『チベット人哲学者の思索と
弁証法』(明石書店)。

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◎日時:2013年2月2日(土)13:00~16:3
0(開場12:30)
◎場所:文京区民センター3-A会議室(東京都文京区本
郷4-15-14)
    
http://
www.city.bunkyo.lg.jp/
sosiki_busyo_kumin_shisetsu
_kumincenter.html
 


◎参加費:1,000円
※予約の必要はありません。当日受付にてご精算ください

※チベットの歴史と文化学習会は今回をもちまして修了と
なります。

◎主催:チベットの歴史と文化学習会
http://www.facebook.com/
tibetgaku

◎お問い合わせ:trb.gakushukai@gma
il.com
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2008年から15回続いた学習会も今回が最後となります。

皆様のお越しをお待ちしておりますm(_ _)m