鳴子峡の紅葉
週末は鳴子峡へ紅葉狩りに行ってきました。
鳴子峡は宮城県内屈指の紅葉スポットとして大変有名な場所なのだが、シーズン中はそれを目当てに押しかけるレジャー客で幹線道路が大渋滞をおこすことでも有名。特に国道4号線から鳴子へ向かう国道47号線へ入ってから(高速の場合は東北自動車道古川インターを下りてから)はある時間帯から全く動きません…(-_- )
「せっかち野郎Aチーム」のフェイスマンと呼ばれるチベせんは大の渋滞嫌い。そこで渋滞に巻き込まれる前に華麗に鳴子入りしようと早朝8時に張り切って仙台を出発し、鳴子へ向かった。
で、9時過ぎ、鳴子峡レストハウス駐車場到着。
え~と、、早すぎた…orz
ま、まぁ着いてしまったのはしょうがないので早速渓谷の散策に出かける(汗)。
先週末の栗駒山もそうだったが、今年の紅葉は夏の猛暑の影響から落葉するのが早いのだそうで、なるほどよく見ると既に落葉している木か、未だ緑色のまま色づかない木ばかりで、適度に色づいた木が少ないため、例年は燃えるように色づく鳴子峡の紅葉も残念ながらなんだか冴えない。
鳴子峡の紅葉の見ごろは例年10月中旬から10月末で、事前情報だと今年は10月16日~10月23日が見ごろとなっていたが、もしかすると今週末くらいが見ごろかもしれない。「今年はもう無理かなぁ」とあきらめかけていたそこの貴方、まだ大丈夫ですよ。
ちっとも色づいていなかったので紅葉狩りは足早に終了してお次は鳴子温泉へ向かう。
ここのところめっきり寂れっぷりが目立つ鳴子温泉郷だが、実は日本国内にある11種類の泉質のうち9種がここに集まっており、隣り合っている旅館同士で泉質が違うなんてのはザラ、旅館によっては4つも5つも違う泉質のお風呂を持っているところもあり、症状にあった湯治が出来るため湯治先として人気がある。
今回訪ねたのは「姥の湯旅館
」さん。
ここの旅館には異なる4つの泉質の温泉が引いてあり、その一つの「義経の湯」が炭酸水素塩泉で痛風に良いと聞いたので迷わずチョイス(笑)。
おじゃましま~す♪
貴重品を車に置きに戻るときに通らせてもらいました。
障子が開け放たれている空き部屋があったのでついでに撮らせてもらう。あーこんなお部屋でリーズナブルに湯治するのもいいなぁ。
館内の案内看板には「宿泊客以外はご遠慮ください」と書いてあったが、宿の方の説明ではどこに入っても構わないような言いぶりだったので迷わずここへ直行。なお、この時の時刻は10時20分。ほとんど朝風呂だな(笑)。
お湯は無色透明で一瞬、ビリリとくるものの慣れればそれほどでもなく、湯温は適温。うふふ、右足先の尿酸結晶が解けていくよ♪(←あくまでイメージです)
後半、親子三代連れが入浴してきたのだが、わんぱくに暴れまわるガキンチョを親(含むじーちゃん)がまったく注意するそぶりが無いので、
「コラ、チビッ子、水しぶきたてんじゃねぇ(怒)」
とかわりに一喝。すると、
ぽかーん(゜Д゜)
なガキンチョをようやく取り押さえたお父さんが「すいません、すいません(汗)」と恐縮しきり。物凄く人の良さそうな方だったが、お父さん、優しさと叱らないこととは別物だと思うぜ。
ちなみに風呂上がりに脱衣所で着替えていると先ほどのガキンチョがオレのところにやってきて、「ぼく、本当は女風呂に入りたかったんだ・・」と衝撃のカミングアウトをしてきたので「そうか。実はおっちゃんもだ」と答え、熱い男の友情で結ばれた。
さて紅葉狩り→温泉入浴、ときたらやはり〆は蕎麦。お隣の岩出山地区(旧岩出山町)の森の中に美味しいお蕎麦屋さんがあるらしいので風呂上がりに向かってみる。
ここがその「手打ちそば もみじ野
」さん。
なんかステキなたたずまいですねぇ♪
恐らくここから先ジャイナ教レベルのアヒンサー地域とみた。
混みそうな気がしたので早めに来たつもりだったのだが、11時半の到着時点ですでに第三駐車場まで満車。お店の方に「順番にお呼びしますので名前を書いて呼ばれるまで森の中でも散策していて下さぁ~い♪」と言われ素直に従う。
着席まで30分、注文から20分でようやくありつけた「岩魚天ぷらそば(1600円)」。
結論から言うと岩魚は天ぷらよりも普通に塩焼きの方が美味いと思う。が、おそばは新そばの季節だけあって香り高く大変美味しゅうございましたm(_ _)m
せっかく岩出山まで来たので食後は有備館
に立寄って軽くたそがれてみる。
う~んここももうちょっと色づいていたらステキなロケーションなのに。
秋が短い東北だが今年はもう少し楽しめそうな気がする。さて来週はどこ行こうかな。