『夏の草原』(Summer Pasture)が東京国際映画祭アジアン・プレミア上映決定!! | チベせん日記

『夏の草原』(Summer Pasture)が東京国際映画祭アジアン・プレミア上映決定!!

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チベット本土のチベット人自身が手がけたドキュメンタリー映画『SUMMER PASTURE』 (邦題:「夏の草原」)が10月23日(土)から開催される『第23回 東京国際映画祭』 にてアジアン・プレミア上映されることになりました!!

この映画はチベット本土のチベット人とアメリカ人双方の映画製作者たちが共同作業で行っているビデオプロジェクト『Kham Film Project』 が、カム西部のザチュカ(石渠)の若い遊牧民夫婦とその娘の生活を追ったドキュメンタリー映画です。

実はチベット側のプロデューサーが私の友人なのでそんな経緯から既にこの映画を見てしまっているのですが、近代化の波が押し寄せる中、学校教育も受けていない若い遊牧民の主人公・ロチョが語る遊牧民としての文化やアイデンティティーに対する崇高な言葉の一つ一つに思わず引き寄せられてしまいます。

また、厳しくも美しいチベットの大自然はチベット好きには必見です。


今までチベットを題材に扱った映画は多々ありましたが、チベット本土のチベット人が深くかかわり、チベット本土で、チベット人を対象に撮影した公式なドキュメンタリー映画(隠し撮りなどではなく)はこの作品が初めてではないでしょうか?

そういった意味でも見どころ満載です。


また、ロケ地のザチュカは四川省の最西端にあり、青海省との省境をはさんで先日大地震が発生したジェクンド(玉樹)と隣接しているため、ザチュカ自体も農家4000棟が倒壊するなど甚大な被害を被ったエリアです。

撮影自体は震災前に行われましたが、そういった視座で捉えながら見るのもまた違った見方ができるかもしれません。


上映は、


10月25日(月)16:45~ (本編85分)

10月26日(火)20:30~ (本編85分)


の二回。チケットはチケットぴあやローソンチケットにて10/9以降お買い求めができます。


以上、転送・拡散大歓迎!!

一人でも多くの人に見てもらいたい映画ですのでぜひ皆さまお誘いあわせの上、ご覧になって下さい^^