ネパールの田中真紀子(つづき)
(つづき)
で、このスジャータ・コイララ女史だが、高慢で汚職のうわさが絶えず、国民の評判はすこぶる悪い。
一昨年の選挙でも小選挙区で落選(その後比例で復活当選)したのだが、おとんのギリジャのごり押しでマクネ連立内閣では外相に就任。これには党内からも強い反発があったらしい。
客観的にみればG・P・コイララ氏は政治家としての晩節を汚したとしか取れないのだが、高齢で健康不安を抱える自分の代理を務めさせるつもりだったのか、或いは老い先短い自分の権力譲渡を急いだのか今となっては不明。
いずれネパールの政治がなんでもありだからといっていくらなんでも自由過ぎだろ(苦笑)。
そんなネパールの行く末を(勝手に)心配している自分は、スジャータ・コイララ女史の力量を確認するべく、Kathmandu Post のエディターをやっている友人のMr.Akhilesh(以下A氏)に国際電話をかけ、内情を聞いてみた。(←オレもヒマだよな・笑)
◇
自分:「また首相選出できなかったニュースが日本の新聞にも載ってたけどぶっちゃけどんなカンジなの?」
A氏:「まぁみんな首相になりたいから(笑)。それにネパールはもうネパールだけのポリシーで政治ができない環境になってしまっているし。インド、中国、アメリカ、それぞれの国のポリティクスが入ってきて息のかかった政党や政治家を裏で懐柔するからまとまるものもまとまらない」
自分:「マオ派が和平合意に反してまた新兵募集し始めたらしいね」
A氏:「このままいくと第二のアフガニスタンになるのではないかとみんな危惧している・・・」
自分:「ところで評判の悪いスジャータ外相のことなんだけど、実際の力量ってどうなの?」
A氏:「力量もなにも彼女はドイツ人と結婚してつい最近までドイツで生活していたくらいだから政治どころかネパールのことすら詳しくないよ(苦笑)」
自分:「マジッ?!」
A氏:「うん。大臣になるためにわざわざ離婚までして帰ってきたんだよ。つまりギリジャの娘という以外はただの一般人。汚職?あぁそれは噂が絶えないね。親譲りなんじゃない(笑)まぁでもネパール人みんなカネが好きだし」
◇
との事でした。
ありがとうA氏。もしネパールが第二のアフガンになり、キミが失職するようなことがあった場合はやや日刊カルト新聞 のF主筆を紹介してあげるよ。
(´Д`)ノ
つーワケでけっきょく前評判通りかぁ。。
しかも昨年の外相就任早々、初訪中を前に、
「チベット問題も中国政府としっかり話し合っていかなくてはならない」(←もちろん中国政府の意向に沿う形という意味)
なんて発言しているくらいだから、チベット人に対する風当たりもいっそう強くなるんだろうなぁ。。
SFT本部
のキャンペーンで久々にネパール政治の近況をのぞいてみたけど、いまだ新憲法は発布されてないし、首相も決められないし、オマケに水力発電所のメンテナンス工事の為、せっかく雨季なのに停電が週八時間に延長になったり等、相変わらず香ばしい話ばっかり。。
拝啓:ネパール国民の皆さま
ここで自分からステキな提案があるのですが、どうせ一年足らずでコロコロ首相が変わるのなら、いっそのこと一度だけネパール国土開発党の代表・宮原巍
翁に政権を託してみない!?
いや、マジで。