たまには政治とか選挙とかを斜めに語ってみるテスト(苦笑) | チベせん日記

たまには政治とか選挙とかを斜めに語ってみるテスト(苦笑)

一昨日、せんだいメディアテークで行われた「くまがい大候補の総決起大会」に行ってきた。
会場の1Fオープンスペースは開会を待たずにほぼ満席状態で、また他の保守系の集まりとは異なり年齢層が若く、女性の姿も目立つ。
数日前にも別の保守系の先生の集まりに参加したのだが、人数こそ圧倒されるくらい集まったものの、年齢層が高く、会場内にたちこめる加齢臭で悪酔いしてしまい、その日は夜遊びせずに大人しく帰った(苦笑)。

まず、開会の挨拶とともに候補の生い立ちをスライドショーで上映。
中盤の学生時代のよく遊んでいた頃の写真なんかは個人的に懐かしく(あーそうそう、こんな細身で色白で長髪でまるでジョン・レノンみたいな感じだったよなー。それがなぜシチリアンマフィアみたいになっちゃったんだろう)と月日の流れに思いをはせる。
続いて後援会会長のあいさつの後、くまがい大候補がヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」を入場曲に入場。


が、ちょっと待て。


いや、「ジャンプ」が入場曲にふさわしくないとは言わない。
むしろ一般的には向いている方の曲だと思う。
しかし、彼はかつて筋金入りのブルースマンだった。
それはもう一日7時間も8時間もギターを弾いているような男で、腕前はかなりのもの。
17歳でアメリカへ留学したときも、放課後、ポートランドの街角で弾き語りをしていたくらいのギター弾きだ。
なのでせっかくだからここは「ジャンプ」ではなくマディ・ウォータ-ズの「フーチー・クーチーマン」あたりを入場曲に選んでもらいたかった。(あ、それじゃ落選するか・笑)。



余談ながらそういえば日本では洋楽ばかり弾いていた彼がポートランドの街角では日本のフォークソングばかり意地になって弾き語りしていたらしいので、もしかすると異国の地での民族意識の覚醒が後に政治家を志すターニングポイントになったのかもしれない。
ま、ロンドンの街角でカジノに負けた腹いせに立ちションしていた自分とは大違いだ(苦笑)。

お次は来賓の方々からのご挨拶。が、どの集まりでもそうだがこれが長い。
まず国会議員の先生方から始まって県・市議会議員の方々から党役員の何とかさんから後援会の何とかさんetc...

日本人が何事も儀式(セレモニー)にしてしまうのが好きな民族なのはわかるが、日本の選挙ってこういう来賓のお歴々のご挨拶に始まって、辻立ちとか街宣活動とかドブ板とか、実は多くの国から見ると極めて異質で、だから『選挙』みたいな映画が出来る訳だけれども、そこは“過ぎたるは及ばざるがごとし”。
全国津々浦々の先生方、政治だけではなくいっそこういう前時代的な選挙方法も見直されてはいかがでしょうか?

あ、でもまたまた余談だが、「異質」といえば先日ネパールでマオイストの領袖・プラチャンダの演説会にいってきたのだがあれは凄かった。もうナチスの集会に来ているかと思った。。

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ヒットラーばりにファナティックに大衆を煽るプラチャンダ。
もうすこしで入党しそうになった。

さてようやくここでゲストの平沢勝栄先生からの応援演説。
直接お話を伺うのは初めてだったが、TVで拝見するにもまして口角泡を飛ばす勢いで先に発足した管内閣への危機感を訴えられていた。
警察官僚出身で、北朝鮮による日本人拉致問題に関する拉致議連の中心的役割を果たした平沢先生にしてみれば、かつて拉致実行犯の辛光洙(シンガンス)釈放嘆願署名に署名し、国旗国歌法に反対票を投じた管首相は憂慮すべき人物として見ざるを得ないのは当然のことと思われる。

おっとここで一言断っておくと自分はやみくもに自民党を応援する気はない。
旧体質の自民党政治が続いていたならば自浄能力は機能せず、ほんとうにこの国は立ち行かないところまできていただろう。そういう意味では先の大敗は自業自得とも言えるし、生まれ変わるのであればラストチャンスとも言える。

が、外交と安全保障はまったく別。

国旗国歌法に反対票を投じたとおり、管首相はその信条において「君が代」はいっさい歌わないらしい。天皇陛下が国会の場でお言葉を述べられた際も居眠りをしていたそうだ。
一個人であればどのような思想信条を持とうとそれは自由だが、政治家とは究極の公僕であり、その頂点である内閣総理大臣がそれを拒否するのであれば自分はこういう信条において歌えない、という理由を誤魔化さずにきちんと国民に説明する責任があると思う。
タイなんて映画館や街角で国歌が流れている最中は例え外国人であっても立ち止まらないと不敬罪で逮捕される場合があるというのに。(もっとも逮捕されたという話は聞いたことは無いが)
ようは日の丸でも君が代でもなんでもいいけど、国の印として何がしかの国旗と国歌は必要なワケで、現状の国旗国歌が日の丸君が代なのであればそれに従うのは公僕として最低限の職業倫理かと思われる。
もしどうしても確固たる信条で拒否するのであれば与党の代表でしかも内閣総理大臣なんだから政治生命をかけて全力で国旗国歌を変える法案でも出してみればいいではないか。
いづれ自国民を拉致した実行犯の釈放嘆願署名にサインし、また個人の信条はどうであれ公人として国旗にも国歌にも敬意を表することが出来ない人物が外交や安全保障の場で諸外国に信用されるはずもなく、ただでさえ米軍基地移設問題の停滞や韓国哨戒艦沈没等で緊張が高まっている時だけにとても心配です。。
そういえば管首相はテポドン騒動の時にも「2、3発飛んで来てから考えればいい」と言っていたけどそれって最初の2、3発で犠牲になる方はしょうがないってことなのだろうか?
その前に1発目から核弾頭搭載していたら取り返しのつかないことになると思うのだが…。
薬害エイズ訴訟の対応とか評価できる実績もあるんだけどやっぱ管さんは市民運動向きで外交や安全保障を担えるタイプではないなぁと思います。

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平沢勝栄先生とくまがい大候補

最後にくまがい大候補の決意表明スピーチとなったのだが、候補が何度も話している通り、地盤も看板もカバンもなく、公募という形でまったくゼロからのスタートだったにもかかわらず、こうして粛々と支持を広げているのはそれだけ期待されている証であり裏を返せば今の政治に対する危機感を感じているサイレントマジョリティがけっこういるということだろう。
また最初に若干触れたが、通常こういう保守系の集会・街頭演説会は動員をかけられたサラリーマンがダークスーツ姿でサクラをやっていたり、補助金もらっているような農家が「オラが先生」的なノリで集落総出で来ていたりというパターンが多いのだが、この日集まった500人を超える支持者は個人的に自由参加で集まった感じの方々が多かったように思われ、そういう意味では地盤も看板もカバンもなかったからこそ逆にヘタなしがらみを抱えなくて良かったのではないかと思う。

本当に国を良くしてくれるのであれば政党なんてどこだっていいのが多くの有権者のホンネだと思う。
先の衆院選では自民党に失望したその多くの有権者が他に受け皿がないから民主党に投票しただけで、熱烈に応援していたワケではけっしてない。
否、熱烈に応援していたのかもしれない。なんとかこの国を良くしてくれ、と。
にも関わらず、数々の政権公約(マニフェスト)を反故にし、国民の期待を裏切りったワケだから本来ならば解散してその民意を問うべきところを、表紙だけ変えて中身はなにも変わらず、前政権の総括すらせずに「とにかく選挙終わるまでほっかぶりしていこうぜ!」ではあまりにも国民をばかにしていると思う。
あの末期の麻生内閣だって潔く解散したというのに。(そして玉砕したのに)
そういえばその選挙対策の本領たる児童手当について街頭でインタビューを受けていたある母親が、

将来この子たちの借金に回されるのであればそのような手当はいらない。それよりももっと育児をしやすい環境にしてほしい」

と言っていたが、まさに正論で国債発行してばら撒いているカネだから将来確実にその子の世代にツケが回され、しかもけっこうな金利まで払わせられるワケだからそんなものもらって喜んでいる場合ではない。
しかも日本で働いていれば外国人にも支給され、その子供が日本にいなくても、また実子じゃなくても(養子でも)支給されるというのだからもう論外。
つまり独身の自分でもネパールに行って10人くらい養子縁組してきて一年に一回くらいアリバイ作りに会いに行ってキティちゃんのぬいぐるみでもくれてやって証拠写真撮ってくれば合法的にもらえるってことだろ。そんなの簡単にできるぞ。(はっ!!そっか、それやればいいのか!・笑)

民主党は任期まで衆議院を解散しないと公言している。
ということは外国人参政権など重要な法案を通す場合も解散することなく、国民の真意を問わずに押し通すということだろう。
また今回は参院選だが改選半数とはいえ参議院には解散がない。
つまり今度の選挙で当選した場合、6年間議席にとどまることが出来る。

そういう意味では今度の選挙結果いかんによっては今後の国の方向性がだいぶ変わってくる可能性は十分ありえると思う。
別に旧体質の自民党なら躍進しなくてもいいんだけど、すくなくても民主党が参議院の過半数を占めるのは時期尚早だと思うので、新生自民党を担う候補として公募で公平公正に選ばれたくまがい大候補にはぜひ頑張ってもらいたいです。

最後になるが自分はなにも友人だからという理由だけで彼を応援しているわけではない。
実は彼が松下政経塾で提出した執筆論文はすべて目を通させてもらった。
その上で考え方に共鳴し、ぜひこういう人物に国政に立ってもらいたいと思ったからこそささやかながらこうして応援させてもらっている。
特にこの辺の月例レポートなんかユニークな彼らしくてとてもいいので是非読んでおくれ♪
http://www.mskj.or.jp/getsurei/kumagai0803.html

さぁ投票日まで残すところあと一ヶ月を切った。
八名の候補者が乱立する群雄割拠の宮城選挙区だが候補にはぜひ二枚ある国政への切符の一枚をGetしてもらいたい。
そして当選したあかつきには事務所費でオレにとびっきり素敵なキャミソールを買っておくれ(←うそうそ・笑)