アジャ・リンポチェの自伝『Surviving the Dragon』が本日発売 | チベせん日記

アジャ・リンポチェの自伝『Surviving the Dragon』が本日発売


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一昨年来日されたアジャ・リンポチェの自伝、『Surviving the Dragon』 が本日3月2日に出版されました^^


と、いっても英語で書かれたものがアメリカで出版された(インドでも同時出版されたみたい)ということなので、邦訳版はまだなのですが、とりあえず原書はアマゾンでも購入予約できます。


アジャ・リンポチェはパンチェン・ラマ10世の謎の死の真相を知る世界でも数少ない人物なので、「いよいよパンチェン・ラマ暗殺説の真相を暴露するのでは」と出版前から早くも話題になっていた待望の一冊です。

先日、偽パンチェンのノルブくんが中国仏教協会の副会長に就任しましたが、亡命前はその会長職にあった方で、その後、中国の全宗教の統括責任者就任と偽パンチェン、ノルブくんの教育係になることを迫られ1998年、ついにアメリカへ亡命。
転生活仏の亡命といえば2000年のカルマパ17世が有名ですが、中国政府にとってアジャ・リンポチェの亡命はそれ以上にショックだったらしく、亡命後二年間はその事実を公表できなかったほど。

しかもその間、あらゆるルートを使って帰国を促してきたらしく、なかには江沢民直筆の手紙まであったそうです。

なお亡命に至る詳細は「アジャ・リンポチェの証言」 というLAでの有名な公聴会の記録があるのでリンク貼っておきます。


という訳で自分も脊椎反射的にアマゾンでぽちっと購入(予約)してみたものの、原書(英語)で読み始めると軽く来年のロサルをむかえそうな気がする。。


う~む、ここは早く三浦順子先生あたりが翻訳してくれないものだろうか…。