気仙沼ホルモン | チベせん日記

気仙沼ホルモン

昨日一緒にサーフィンへ行ったKさんから気仙沼ホルモンを頂いた。Kさんの奥様が気仙沼ご出身で、たまたま郷里から届いたらしい。

ぐっ…。ワシ、肉食えんのだが。。だが人のご好意をむげには出来ない。

ビクトリア女王だって客人に恥をかかせない為、フィンガーボールを飲んだというではないか。
ワシだって食えないものを食うくらいの度量は見せねばなるまい。

しかしなぜ気仙沼でホルモンなのかは謎である。気仙沼といえば全国屈指の水揚高を誇る港町で、特にマグロ、フカヒレ、アワビなど高級食材が特産。同県人ですら気仙沼行くとなると何食おうかソワソワするくらいの海鮮パラダイスな町なのに。

という訳で調べてみたらどうも遠洋漁業に出て、肉&野菜に餓えた漁師が港に戻るとがつがつ食ったことが気仙沼ホルモンの由来らしい。

では気仙沼ホルモンの定義。

1.生の豚ホルモンであること。

2.みそニンニクベースの味付けであること。

3.千切りキャベツにウースターソースをからめて食べること。

以上3要素をもって気仙沼ホルモンというらしい。
もう一つ付け加えると、いわゆるホルモンと呼ばれる“腸”だけではなく、焼き肉でいうところのレバーやハツなどの部分も含めた広義の意味でのホルモンになる。よって各部位まんべんなく混入している。

というワケで、キャベツを刻み、ホルモンをじゅーじゅー焼いて、ウースターかけて出来あがり♪うーん、なんとも不思議なルックスだな。
とりあえず何か間違いがあるといけないので毒味もかねて父ヤスオに与えてみる。もっともヤスオはかなり守備範囲が広いのであまりあてにはならないのだが、どうも大丈夫そうなので、一口食べてみる。

なるほどこの付け合わせのキャベツがいいな!!

これ肉食系の酒飲みはけっこうハマんじゃねぇの!?

そういえばもう何年も行ってないけど大阪ミナミに行きつけの串揚げ屋があって、そこ立ち飲みカウンター形式なんだけど、カウンターにざく切りのキャベツが山盛りあってそれが食い放題なんだよね。それを思い出した。でも揚げ物にキャベツは分かるけど、ホルモンにキャベツ。盲点だった。

気仙沼ホルモン、静かなブームを起こしそうです。