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今日の海外市場
*16:12JST 「WSJのFRBウォッチャー、ヒルゼンラス記者の警告」

本日9日の欧米市場のドル・円は、来週17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテー
パリング(量的緩和縮小)の可能性を探るため、米国連邦準備理事会(FRB)高官の発
言に注目する展開となる。

 米国11月の雇用統計がポジティブ・サプライズだったことで、17-18日の連邦公開
市場委員会(FOMC)でテーパリング(量的緩和縮小)が始まる可能性が高まりつつあ
る。
 明日からは17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)の1週間前のブラックアウト期間と
なり金融政策に関する発言が出来なくなることで、本日の3名の米国連邦準備理事会
(FRB)高官の発言に注目することになる。

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙のFRBウォッチャーでバーナンキFRB議長のス
ポークスマンと見なされているヒルゼンラス記者が、来週の連邦公開市場委員会
(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)の可能性を示唆している。

 5月9日、ヒルゼンラス記者は「米国連邦準備理事会(FRB)、年内の出口戦略の可能
性」とWSJ紙で警告した。
 5月22日、バーナンキFRB議長は上下両院合同経済委員会で、「雇用市場の改善が継
続すれば、今後数回の会合で資産購入のペースを縮小させる可能性がある」と述べ
た。
 
 ドル・円は、日米金利差縮小観測から、103円50銭から106円にかけて断続的に控え
ているオプション・トリガーへの買い仕掛けの可能性が高まりつつある。

【今日の欧米市場の予定】
17:15 スイス・10月小売売上高(9月:前年比+1.0%)
18:30 ユーロ圏・12月センテッィクス投資家信頼感指数(予想:10.0、11月:
9.3)
20:00 独・10月鉱工業生産(予想:前月比+0.7%、9月:-0.9%)
02:15 カーニー英中銀総裁講演(NYエコノミック・クラブ)
02:30  ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演(経済見通し)
03:05  ブラード米セントルイス連銀総裁講演(米経済と金融政策)
04:15 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演(米経済)
・ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)