今年初めてのYouTube動画は、
シューベルトの即興曲Op.90-3
です
めぐちゃんのリサイタルの中で
弾かせていただきました
テーマは「祈り」
テーマを聞いて
真っ先に思い浮かんだ曲でした
歌曲の王
として知られるシューベルト
の作品の魅力は
やっぱり、そのメロディーです、かね。
とてもあたたかくて、
穏やかで、
ぬくもりのあるメロディー
そこの中を紐解くと、
細かい音符が支えとなって途切れることなく
流れていきます。
さらにはメロディーを彩る和音の響きが
さりげなく変化していくんです
この変化が、
本当にささやかで控えめな変化なので
劇的なものとは違います
それがシューベルトっぽくて
即興曲らしくて
好きです
山あり谷あり
穏やかなメロディーの後には、
不安や不穏な部分が出てきます。
それでも、発狂するような、
泣き叫ぶような音楽ではなくて、
乱さない節度がある…
個人的見解です
演奏する立場から
ひとつ言えるのは、
さりげない変化が散りばめられているので、
集中していないと、
暗譜したものが、ダイナシになります
終わりそうで終わらないんですよ
この曲
終わりっぽいのに、
まだあったーーー、となる瞬間あると
思います
平和を心から祈りたい時
日常がどれほど尊いのかを学んだ時
精一杯弾かせていただきましたので
7分くらいあるのですが、
ご視聴いただきましたら嬉しいです
