あさ、明るくなるから、目は覚めるけど、ああ今日はおきなくてよかったんだ、とすぐに気がつく。
じゃあ、どうしようか。
とりあえず、で寝返りうったら眠りに誘われてる自分はわかる。
わかるけど、だからかわりにどうするかが、思い付かないまま、そのまま布団にくるまれるにまかせる。
そして、いきなり目はあく。
あら、だいぶ時間はたったんじゃないか？くらいはわかる。
おなかすいてる、もおもう。
布団でて、冷蔵庫をあける。
マーガリン、ちくわ、塩を吹いた梅干し２こ。
こどものプリンとコーラ。とろけるチーズが開いてる袋のなかにのこるいちまい。
パックのコーヒー。
これは飲んでもたぶんいいだろ、なコーヒーを、ちゅるちゅる啜りながら、テレビをつけたら、午前中のローカルバラエティー。
あ、そうか、まだ昼前か。で、もう一度
今日は休みなんだ、と改めて認識する。
さてと見渡せば、こどもがでをつけなかった変わり味のボテトチップス。
これと飲みかけの、パックコーヒーを持って、こたつのある部屋に移動する。
昼前のテレビはほんとにおだやかだ。
こたつはこたつであたしを誘い、ままに委ねて、
気がつけば、部屋は電気をほしがる明るさになり、階下に響く
「ただいまー」のこどもの声。
日はおちた。
晩御飯はつくられてたカレーライス。
満足したこどもらは跳ねながら階上にあがり、くすくす、きゃあきゃあ、テレビやゲームに興じてるらし声が伝わってくる。
さて、あたしはどうしてようか…。
そういえば今日は月食がおこったらしけど、太陽の力残る夕方のことで、しかもここらはしとしと雨が降っていた。
何人のうちの何人が、そのめにとめられたことだろう。
地球と月が重なるその瞬間を。
ついかってしまったぬくいカルピス。
そういえば、あたしが喫茶店のウェイトレスだったころ、頼む客がいたなあと。
ホットコーラ、いうのもたまにいた。