ゴールデンウィークを利用して旅館【すぎもと】さんに行って来ました。
【信州・松本の土壁と黒い梁、ジャズが流れる大人の民藝宿】
人気のお宿、行列のできるお店、口コミみで広がるものには、すべて理由があります。
エステティックの座学や技術も大切ですが、足を運んで体感するのも勉強ですね。
人気のお宿の秘密が知りたくて、
すぎもとさんに行くことが目的の旅行となりました。
旅館【すぎもと】
古民家が大好きな私には夢のような空間で、ゆっくり時間を過ごせました。
大手ホテルや、大きい旅館のような派手さはないですが、
温かさ、心づかいの溢れる素敵な旅館で、大変勉強になりました。
ぜひ、皆さんにも訪れて頂きたいのでレポートいたしますね。
松本城より車で、15分程度。
ロビーは広くはありませんが、家具の配置で落ち着く空間になっており、こだわりのステレオからジャズが流れていました。
本がずらっと並べてあり「お部屋までお持ちいただけます」と張り紙。
優しく出迎えて頂いたスタッフの方の制服も雰囲気があり、タイムスリップしたような、【和・モダン・梁・黒壁・ジャズ・格子・暖炉・革張りソファ】
異空間の演出が素敵です。
館内は小さなスペースも有効活用されており、くすっと笑える置物や、おしゃれな飾り、豪華な生花、年代ものの置物がいたるところに置いてありました。
私が泊ったのはアルプスの間です。部屋の窓からアルプスの山脈が見え、夜は幸運なことに松本城の花火が見えました。
可愛い猫タブの内風呂がありました。
浴衣のほかに、肌障りの良いパジャマが用意されていました。
女風呂には、シャンプーバー?があり、様々なメーカーのシャンプーやリンスが用意されていていました。
温泉に入った後、ふと見ると、
「お風呂上りに、お庭を見ながら夕涼みしていってね。」
と、言わんばかりのナイスなセッティング。
温泉でほてった身体にビールがしみわたります。
夕涼みしていると、館主がそば打ちされるというので、見学に。
落語のような軽快なおしゃべり。
休むことなく丹精込めて打たれたお蕎麦は絶品です。
薬味に「なぜワサビではなく、一味なのか?」
その答えは、館主がそば打ちの際にお話されます。
夕食は、地元の食材たっぷりの懐石。
一品一品丁寧に作られているのが伝わります。
美味しいお料理の数々に、きき酒。大満足です。
お料理出しの皆様、常に笑顔で親切で、快適な食事を楽しめました。
夕食後は、お部屋でジャズを聴きながらゆったり読書。
久しぶりにテレビを見ずに過ごしました。
翌朝、ロビーで館主の入れた美味しい珈琲を頂き、(絶品の珈琲なので、ぜひ飲んでいただきたい)
のちに、美味しい朝ごはん。
普段朝は食べないのですが、美味しすぎてペロリです。
朝ごはんの後に、館内散策。
決して広い旅館ではないのですが、細い道や、通路、色んなお部屋があり迷路のよう、館内マップがないと、どこにいるのか分からなくなります。(しかも私は方向音痴なので)
こちらは、お茶室【かぐや姫】
狭い、細い道をぐるっと回ってたどり着きます。
他にも、ツリーハウス【登夢創屋】
秘密基地【大和】
など、遊び心がいっぱいです。
このお宿はリピーターさんが多いようで、旅帳にはびっしりメッセージが書かれていました。
何度来ても飽きないように、お部屋は一部屋ごと特徴があり、館内に沢山の工夫がしてありました。
館主のこだわりと、おもてなしの心があちこちに見られ、
【人気の旅館】に納得です。
わざわざ、遠くても訪れたくなる、素晴らしい旅館でした。
おもてなしとは、作るものではなく、溢れるものなのだと気が付きました。大変勉強させていただきました。ありがとうございます。
皆様もぜひ、訪れてみてくださいね。