今日も自律神経のお話を・・・
前回にもお話しましたが、
自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があります。
この2種類には役割分担があり、1日の生活の中で、
役割に応じてスイッチを切りかえるように活動しています
大きく分けると、
交感神経は、行動や運動を担当。
副交感神経は休息や食事を担当。
いろいろな例えをあげると・・・
血圧は、交感神経が優位になると高くなり、副交感神経が優位になると低くなるそうです。
脈は、交感神経が優位になると早くなり、副交感神経が優位になると遅くなるそうです。
気温が上昇して暑くなると、血管を収縮させて体温を下げる役割が交感神経。
寒いときに血管を拡張させて、体温を上げるのが副交換神経。
食欲については、交感神経が優位になると、抑制され、副交感神経が優勢になれば旺盛になるそうです。
夏、気温が上がりすぎると、食欲もなくなるのは、
体温を下げる為に交感神経が働き、汗とともに、食欲も抑制される。という仕組みなのです。
こうしてバランスよく調節しあって健康を保っている2つの神経なのですが、
ストレスがかかると、このバランスが極端に一方に傾きすぎ、
バランスがとれなくなって、体調がおかしくなってしまうのだそうです。
まず、ストレスと戦うのは、交感神経で、極端に交感神経に傾くそうです。
血圧が上がりっぱなしになり、動悸がして、食欲も低下する・・・
そして、この傾きが長く続くと、
疲れやすくなり、粘膜や組織に障害が起き、体調不良→やがて病気発生
ということになるのだそうです。
そして、
こんな症状が続くと、このままでは大変だ!ということで、
今度は、副交感神経が過剰に反応してしまうのだそうです。
この副交感神経の過剰な反応によって、ひきおこるのが、
痛み、腫れ、発熱、セキ、下痢、吐き気、なのだそうです・・・
アレルギー疾患も、この副交感神経の過剰反応により起こるとも言われています。
この自律神経の傾きとうまく付き合うことで、
今はどちらが優位だからこの症状が起きている、とわかれば
薬を使用する前に、極端な傾きを戻すことを考えてみることもできる、
そんな心に余裕をもった対処ができるのではないかと思います・・・
では、
次回、一方に傾きすぎた自律神経を調整する方法をお話したいと思います
大阪市都島区(京橋)の自宅サロン
TIARA(ティアラ) http://www.tiala.in