今日は、危ない食品添加物の話に続いて、
調味料のお話です!
皆さんは、同じ調味料でも、原料や作り方にずいぶん差があるってご存知ですか?
まず、「みりん」
「みりん」と「みりん風調味料」があるのはご存知ですか?
なめてみた味は似ていますが、中身は全然違うそうです(>_<)
みりんは、もち米と米麹にアルコールか焼酎を加えて40~60日間熟成させたものです。
アルコール度数14度くらいの酒類に入ります。
一方、みりん風調味料は、醸造用糖類(水あめやブドウ糖)に化学調味料や、アミノ酸液、香料などの
食品添加物を混ぜ合わせただけのもの。アルコール分は1度未満です。
本みりんでも、コスト削減のために、もち米を少なくして、醸造用糖類を添加したものや、
焼酎の変わりに、醸造用アルコールを使っているものもありますが・・・。
なので、みりん風調味料は甘みを加えたり、照りはでますが、
煮物をほっこりと煮崩れを防いだり、魚の生臭さを消すことはできません。
次は、「しょうゆ」
しゅうゆも、値段の差が幅広い調味料ですよね?
薄口、濃口に分類されてるのまでは、わかるのだけど、
価格の幅はどうしてだと思いますか?
しょうゆは、大豆と小麦と食塩を使います。
そして、6ヶ月~2年、(メーカーによって違う)熟成期間を経てしょうゆが出来上がります。
値段の安いしょうゆでは、丸大豆ではなく、脱脂大豆が使用されているものが多いです。
脱脂大豆は、大豆油をとった後の絞りカスだそうです。
油は抜かれても、たんぱく質は残っているので、OKという話なのです。
本来なら廃棄しているものを使うことで、安くしょうゆを作ることが出来る
ということなのです。(>_<)
こうは書きましたが、みりん風調味料や、脱脂大豆を使ったしょうゆを使ってはいけない
とは思いません。
ただ、原材料や製造工程の違いを知った上で、
物を選ぶようにした方がよいと思うのです。
メーカー側は、裏にきちんと表示していますので、
裏を見たうえで納得して買われることをオススメします♪
あと、塩も本物の塩はなかなかスーパーでは手に入りません(>_<)
ほとんどの塩が、塩化ナトリウム99・9%で、
マグネシウム、カリウム、カルシウム、ナトリウムなどのミネラルが含まれる
昔ながらの製法の塩が少なくなっています・・・残念