「二胡合奏はどうやってするの?」とよく聞かれます。
私が学んだ専門知識と長年の合奏指導の経験に基づいて、いくつかのことを述べます。

①作曲者或いは編曲者の意思を理解してください。
できればパート譜だけではなく、スコアももらってください。参考音源か動画があれば、聴きながらスコアを見て、作曲者或いは編曲者の意思をなんとなく理解してください。
どうしても理解できない場合には、⑦番の時に聞いてください。

②自分のパートを習熟してください。
作曲者或いは編曲者の意思を理解したら、自分のパートの練習時の注意点がなんとなくわかると思います。例えば、強弱や抑揚などです。
作曲者或いは編曲者の意思を理解できない場合はとりあえず、テンポ通りでノーミスを目指して習熟してください。
特に、音程とリズムを正しく練習しないと合わせられません。

③他の人の弾く音も聴こえるようにしてください。
自分が弾いている音しか聴こえないという現象はとても多いです。
この問題を解決するには、簡単ではありませんが、長年の専門的なトレーニングが必要です。
とりあえず、皆様は練習時にメトロノームの音が聴こえるようにしてください。

④ずっと楽譜を見ないでください。
自分の楽譜だけを見ていて、周りの動きを見ていない現象もとても多いです。
ソロではなく合奏なので、周りの方の動きを見ながら自分の動きはどうするかが重要です。
例えば、弾き始めのタイミング、運弓の速度、呼吸などです。
目が楽譜から離せない方は目の端で周りの動きを見てください。

⑤合奏メンバーと一緒にたくさん練習してください。
意思疎通です。
②番をクリアした方が対象になります。
皆さんの時間は貴重なので、一緒に練習する時は個別練習ではなく、合奏の練習です。
そして、③番と④番をクリアしない方はたくさんの練習をしても効果が非常に少ないです。

⑥皆さんの目標を揃えなければなりません。
Aさんは日本の曲ばかりがいい。
Bさんは中国の曲ばかりがいい。
Cさんは西洋の曲ばかりがいい。
Dさんは遊びの気持ち。
Eさんは真面目な気持ち。
みんなの目標が違っていては、合奏はほぼ不可能です。

⑦できれば指導者がいた方がいいです。
指導者は単に拍子を振ってくれる人ではありません。その場合には、メトロノームがいいでしょう。
指導者は曲の意思を解明して、演奏のアドバイスと音楽に必要な表現を指導した方がいいと思います。


以上は田宇の個人的な見解に過ぎません。お役に立てれば幸いです。
もし間違ったところや足りないところがあればご容赦ください。



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・・・・・・中国語タイム・・・・・・
①分谱:fēn pǔ,パート譜。
②总谱:zǒng pǔ,スコア。
③声部:shēng bù,パート。
④节拍器:jié pāi qì,メトロノーム。