はじめに
API、OpenAIのサイトから使えるもの両方混ぜています。APIならAPI、みたいな感じで分かりやすく書いたつもりです。
GPT-3.5について
GPT-3の後継モデルに位置するOpenAIの言語モデル
今は無料版のChatGPTのモデルに採用されている。ChatGPTが有名になったのもこのモデルから。
パラメータ数は3550億とGPT-3(1750億)と比べ約2倍にまでなっている。
だが、OpenAIのサイトから使えるものは、RLHF(人間のフィードバックによる強化学習)を採用していて
割と性能が変化しているらしい・・・。上がっているとか下がっているとか色々言われている
GPT-4について
名前の通りGPT-3.5の後継モデルに位置するOpenAIの言語モデル
今はChatGPTPlusという有料会員のユーザーか、API経由でのみ使えることが出来る。今のOpenAIの最新モデル
パラメータ数は不明だが、大体5000億から1兆程度とまで言われている。
こちらも3.5と同様で、RLHFによって性能が変化していると言われている。
司法試験の正答率が格段に下がったらしいとかなんとか。詳細は不明
次に、おおまかにメリットデメリットを挙げながら少しだけ比較を。
GPT-3.5のメリット
・無料で使うことが出来る(API経由でなければ)
一番のメリットでは無いでしょうか。
そのままです。説明不要ですね(笑)
・生成スピードが速い
本当に早いです。GoogleBardに比べたら負けるかもしれないけど、GPT-4に比べたらびっくりするほど早いです。
・API料金がかなり安い
gpt-3.5-turbo-1106ならば、入力が1000トークンあたり0.0010ドル
出力が1000トークンあたり0.0020ドルとかなり安いです。日本語でも気軽に使えます。
GPT-3.5のデメリット
・幻覚(嘘をつくこと)が多くて酷すぎる
割と多くの人が悩まされているのではないでしょうか。
言ってることが必ず嘘というわけではないのですが、かなり多いように感じます
例えばなのですが、太鼓の達人の最難関曲を尋ねると、存在すらしない曲名を平気で答えてきたりなど。
情報が本当に合っているか調べながら使うのがおすすめです。
・テキスト以外受け付けてくれない
そのまんまです。音声や写真すら送信できません。
・長すぎる文章は生成できない
長すぎる物語など、全文提供してくれ!と頼むと途中で切れます。
APIで提供されている3.5-turbo-16Kのようなモデルは割と改善されています。
GPT-4のメリット
・Advanced Data Analysis(旧CodeInterpreter)が使える
Advanced Data Analysisとは簡単に言うとChatGPTがPythonを実行してくれる機能のことです
Pythonが使えるようになると、例えばChatGPTが苦手な計算だったり、ファイルの拡張子変換だったり
テキストファイルの読み込みなど、様々なことが行えます
・DALL・E3が使える
これは別にAPI経由でも使えるのですが、ChatGPTに頼むことによってもっと詳しいプロンプトにしてくれたりなど割といい点があったりします。それが邪魔になることもあるのですが。
・文章の質が高い
そのままです。3.5と比べても語彙力などが上がったように感じれます。
・幻覚がかなり少なくなっている(ように感じる)
そのままです。3.5と比べても、かなり少なくなっている・・・ように感じます。
・画像認識が行える
割と最近話題になったGPT-4Vのことです。APIでも提供されました。
写真に撮って「これ何?」と聞くと、割と正確に答えてくれます。
GPT-4のデメリット
・生成スピードが遅すぎる
マジで遅いです。前まではそうでもなかったのですが、最近は本当に遅いです
4の回答待ってる間に3.5の回答3つほど生成できそうなくらい
・API料金が高い
入力が1000トークンあたり0.03ドル、出力が1000トークン当たり0.06ドル
3.5turboに比べたらかなり高いです。
ですが、DevDayで発表されたGPT-4turboというモデルは1/3程度まで安くなりました。これはすごくいい。
・お金を払うことでしか利用が出来ない
APIでもOpenAIのサイトからでも誰かから借りない限り金払う必要があります。面倒くさいしPlus20ドルは高い・・・
・API経由ならば、最初から使うことが出来ない
1ドル払って無いとGPT-4がAPI経由で使うことが出来ません。
これも面倒くさい。
さいごに
それぞれのメリットデメリットをあげましたが、Plusユーザーならば正直3.5使う理由は無いような気がします。
制限に引っかかったら使う!みたいな程度でいいと思います。