缶ビール一気のみ。
やばい、まだ興奮が止まらない。
『ゾンビの村』が無駄にテレビから流れる。
うん、予想通りつまらない。
山根君のことばっかり考えて眠れなかった。
何時だろ?部屋が明るくなってからたぶん眠りについたと思う。
ピヨピヨピヨピヨ…
ピヨピヨピヨピヨ?
目覚ましパンチない音に設定しちゃった。
起こす気あんのかヒヨコさん。
起きなきゃ。
7時半起床。
全然、寝たりない。
眠い目を擦りながらコンパニオンの派遣アルバイト。
今日は、秋葉原だ。
土曜日曜は、いつもこのバイトをしている。
だるいなぁ~。
ピンクのメイド服ですか。メイド服ってキャラじゃない。
ビール飲んで
チーカマ食べて
ビール飲んで
裂けるチーズ食べて
ビール飲んで
朝寝て朝起きたら顔むくみました。なんてセリフは、ピンクのメイドちゃんには似合わない。失格だ。
別に、合格なセリフ言う必要もないけどね。
だって、アイドルじゃないんだから。
なのに、なぜにかファンができた。不思議だ。
駅前でチラシくばってるだけなんだけど、そんな中野マイカメイドが見たくて毎週来る人がいたりする。
名付けてダースベーダー。なぜならば、ダースベーダーのコスプレをしてるから。
あともう一人いる。
もう一人は、名付けてミスターチョッキ。
いつも上半身裸でチョッキだけ着てる。
計二人が私のファンだ。
今日も写真撮らせてってミスターチョッキが言ってきた。
いいですよってニッコリ笑って鼻の穴広げて舌を思いっきり出して中指を思いっきり鼻の中にぶちこんでニッコリ笑ったポーズしてやったよ。
なんてそんな勇気もなく…普通にニッコリ笑った。
私みたいな普通の学生の写真を撮ってその写真どうすんだろう?行方が気になるが…うっぷす。
想像するのはやめとく。
ふぅ~、夕方にバイト終了。
アヤとご飯の約束をしてたから渋谷へ。
アヤはいつも決まって遅刻をする。
30分は、当たり前。
もうこれにも慣れたよ。
また今日も遅刻しちゃうのメールがきた。
とりあえず109でブラブラして待つことにした。
これもお決まりのコースだ。
なのにいつもと洋服を見るモチベーションが違う。
来週の金曜日、レンタルビデオショップになに着てこう。
山根君に会えるチャンス日の勝負服だ。
今日の日払いバイト料は、薄ピンクのワンピース購入で消えた。
たいていの男はコンサバ系に弱い。
まんまと雑誌のモテ講座を頼ってしまった。
情けないが、こんな、キャラじゃないことをしちゃうのは恋してる証拠かも。
「ごめぇ~ん。」
5m先からでかい声で叫びながら近寄ってこないでください。
鼻にかかったこの声とモデル並みのスタイルでアヤは人混みの中でも目立つ。
「どこいくぅ~?あそこでいっか。」
あそことは…まぁ、私たちのたまり場みたいなとこ。バーなんだけど、食事も出してくれる。
友達というかお兄ちゃん的存在というかなんというか店員と仲良いからタダ食いできるってわけ。
女って得だ。
あそこいこ。
金ないし。
ハンバーグ食べたい。
そんなメニューない。
でも、ハンバーグが出てくる。
この前は、ゴーヤチャンプルー食べたいって言ったらゴーヤチャンプルーがでてきた。
このバーのキッチンはどうなってるのだろう。
「たーさん、うまぃーい!肉、やばーい!」
またでかい声で感動するアヤ。喋らなきゃいい女なのに残念だ。
「だろ?腕をふるってふるわせ作ったからうまくねぇ~わけね~ってわけよ。」
たーさんも同じく喋らなきゃいい男なのに系だ。
いつも右手が震えてる。
早くアルコール飲ませてくれ系だ。
たーさんはアヤのことが好きだ。
前に酔っぱらった勢いでアヤはたーさんに持ち帰りされた。それから、たーさんは本気になったらしい。
なのにアヤは、無理無理無理付き合うのは無理と連発する。
「性が合うか合わないかが恋人を選ぶ基準だから~。」が口癖だ。
たーさんの前でも平気でそれを言う。
イコールたーさんが下手だったと言ってるようなもんだ。ありえない。
でも、たーさんは愛しそうにハンバーグを食べる姿を見つめてる。
きっと、自由奔放で猫みたいなとこに惚れたんだと思う。わからなくもないが…この女に傷つけられた男は数知れず。
平気な顔をしてるアヤをたまに恐ろしく思う。
少し、羨ましくも思う。
少し、かわいそうでもある。
アヤは、すごく寂しがりやだから
好きになられることで、
誰かと体を重ねることで寂しさを紛らわしてる。
きっとそうだと思う。
何年も一緒にいればわかるよ。
バーを後にしてまた渋谷の街を目的もなく歩く。
いつも私たちはノープランだ。
チカエも合流することになった。
チカエは、私が買った薄ピンクのワンピースがよく似合いそうな女の子だ。
でも、酒を飲むと癖が悪い。
私の友達は、喋らなきゃいい女なのに系が多いらしい。
この三人が夜に揃えばクラブに行くっていうそんな流れができる。
景気づけのテキーラから始まる。
飲んだあとのゾクゾクする感じがたまらなく嫌いだ。
なのに飲む。
なぜ飲む。
知らない。
ヤバい。
このテキーラ何杯目だろ。4杯目5杯目6杯目7杯目8?そろそろ限界。
ピヨピヨピヨピヨピヨピヨ…あの目覚まし音が頭の中に住みついたみたいだ。
あれ?
なぜベットに寝てるのだろうか。
???
なぜ自分の部屋にいる?
外は暗い。
8時。
朝ですか?
え、20時。
夜ですか?
え、何日?
私は誰?あ、それはわかるけど。
いつの間にか帰っていたみたいだ。
どうやって帰ったのだろう。記憶がない。
携帯には着信あり13件。
バイト先から8件も1分以上コールしてる不在着信が残っていた。
体調悪くてってバイト休もうとしてたのに、その電話かけるの忘れた。
というより、ほら、記憶がないからそれどころじゃなかったのだろう。
一瞬、まずいなぁと思ったけど、やる気なかったバイトだしこのまま辞めちゃえばいいやって一瞬で気持ちをすり変えた。
こんなどうしょうもなく適当な大人になるとは思ってもいなかったよ。
あとの5件は、アヤからだった。
記憶を呼び覚ますために電話をかけた。
「ねぇ、私、昨日どうやって帰ったか知ってる?」
「みんなちょー酔ったじゃん?あ、てかてかーっ、チカエが男とイチャついてたらまさかの航inクラブみたいな。」
航は、チカエの彼氏ね。って
「ヤバいじゃん!」
「でしょー!で、航を発見してぇ~チカエなにしたと思う?航を発見したとたんイチャついてた男からさささぁーと離れてそんで泣きながら怖かったよぉ~って航に抱きつき行ったんだよ。あいつまぢクレイジー一族パニくり女王。そしたらさっきの男がキレてなぜにかあーとえーと航と喧嘩になって表出ろよとかなってえーと大変だったの!笑ったし!」
アヤの喋りはまさにマシンガンでたまに意味がわからない。
おー、それは大変だったね。とか相づちしながら、早く質問の答えを教えてもらいたくてしかたなかった。
「あー、あんたね、トイレから30分たってもでてこなかったから私がドア登って侵入して~救出したんだよーっ。で、タクシーに乗せてやったの。」
タクシー………タクシー………タクシー………
タクシー?
ピヨピヨピヨピヨピヨピヨ…
あっ、
フラッシュバッーク。
《続くかもしれない》
どーもTIAです。
私、架空の物語作るの趣味なんです。よく小説を書いて楽しんでるの。
で、友達に見せたりよくしてたこともあるんだけど
いつも途中で書くのやめちゃうんだ(笑)だから、《続くかもしれない》なの。
小説だなんて偉そうなこといえないTIA小説ではございますが…ただの趣味を公開してく…かもしれない(笑)読みたい人だけ読んでください(笑)
そうそう!
主人公の中野マイカは、私じゃないからね。
このストーリーも私の作った妄想物語です。
やばい、まだ興奮が止まらない。
『ゾンビの村』が無駄にテレビから流れる。
うん、予想通りつまらない。
山根君のことばっかり考えて眠れなかった。
何時だろ?部屋が明るくなってからたぶん眠りについたと思う。
ピヨピヨピヨピヨ…
ピヨピヨピヨピヨ?
目覚ましパンチない音に設定しちゃった。
起こす気あんのかヒヨコさん。
起きなきゃ。
7時半起床。
全然、寝たりない。
眠い目を擦りながらコンパニオンの派遣アルバイト。
今日は、秋葉原だ。
土曜日曜は、いつもこのバイトをしている。
だるいなぁ~。
ピンクのメイド服ですか。メイド服ってキャラじゃない。
ビール飲んで
チーカマ食べて
ビール飲んで
裂けるチーズ食べて
ビール飲んで
朝寝て朝起きたら顔むくみました。なんてセリフは、ピンクのメイドちゃんには似合わない。失格だ。
別に、合格なセリフ言う必要もないけどね。
だって、アイドルじゃないんだから。
なのに、なぜにかファンができた。不思議だ。
駅前でチラシくばってるだけなんだけど、そんな中野マイカメイドが見たくて毎週来る人がいたりする。
名付けてダースベーダー。なぜならば、ダースベーダーのコスプレをしてるから。
あともう一人いる。
もう一人は、名付けてミスターチョッキ。
いつも上半身裸でチョッキだけ着てる。
計二人が私のファンだ。
今日も写真撮らせてってミスターチョッキが言ってきた。
いいですよってニッコリ笑って鼻の穴広げて舌を思いっきり出して中指を思いっきり鼻の中にぶちこんでニッコリ笑ったポーズしてやったよ。
なんてそんな勇気もなく…普通にニッコリ笑った。
私みたいな普通の学生の写真を撮ってその写真どうすんだろう?行方が気になるが…うっぷす。
想像するのはやめとく。
ふぅ~、夕方にバイト終了。
アヤとご飯の約束をしてたから渋谷へ。
アヤはいつも決まって遅刻をする。
30分は、当たり前。
もうこれにも慣れたよ。
また今日も遅刻しちゃうのメールがきた。
とりあえず109でブラブラして待つことにした。
これもお決まりのコースだ。
なのにいつもと洋服を見るモチベーションが違う。
来週の金曜日、レンタルビデオショップになに着てこう。
山根君に会えるチャンス日の勝負服だ。
今日の日払いバイト料は、薄ピンクのワンピース購入で消えた。
たいていの男はコンサバ系に弱い。
まんまと雑誌のモテ講座を頼ってしまった。
情けないが、こんな、キャラじゃないことをしちゃうのは恋してる証拠かも。
「ごめぇ~ん。」
5m先からでかい声で叫びながら近寄ってこないでください。
鼻にかかったこの声とモデル並みのスタイルでアヤは人混みの中でも目立つ。
「どこいくぅ~?あそこでいっか。」
あそことは…まぁ、私たちのたまり場みたいなとこ。バーなんだけど、食事も出してくれる。
友達というかお兄ちゃん的存在というかなんというか店員と仲良いからタダ食いできるってわけ。
女って得だ。
あそこいこ。
金ないし。
ハンバーグ食べたい。
そんなメニューない。
でも、ハンバーグが出てくる。
この前は、ゴーヤチャンプルー食べたいって言ったらゴーヤチャンプルーがでてきた。
このバーのキッチンはどうなってるのだろう。
「たーさん、うまぃーい!肉、やばーい!」
またでかい声で感動するアヤ。喋らなきゃいい女なのに残念だ。
「だろ?腕をふるってふるわせ作ったからうまくねぇ~わけね~ってわけよ。」
たーさんも同じく喋らなきゃいい男なのに系だ。
いつも右手が震えてる。
早くアルコール飲ませてくれ系だ。
たーさんはアヤのことが好きだ。
前に酔っぱらった勢いでアヤはたーさんに持ち帰りされた。それから、たーさんは本気になったらしい。
なのにアヤは、無理無理無理付き合うのは無理と連発する。
「性が合うか合わないかが恋人を選ぶ基準だから~。」が口癖だ。
たーさんの前でも平気でそれを言う。
イコールたーさんが下手だったと言ってるようなもんだ。ありえない。
でも、たーさんは愛しそうにハンバーグを食べる姿を見つめてる。
きっと、自由奔放で猫みたいなとこに惚れたんだと思う。わからなくもないが…この女に傷つけられた男は数知れず。
平気な顔をしてるアヤをたまに恐ろしく思う。
少し、羨ましくも思う。
少し、かわいそうでもある。
アヤは、すごく寂しがりやだから
好きになられることで、
誰かと体を重ねることで寂しさを紛らわしてる。
きっとそうだと思う。
何年も一緒にいればわかるよ。
バーを後にしてまた渋谷の街を目的もなく歩く。
いつも私たちはノープランだ。
チカエも合流することになった。
チカエは、私が買った薄ピンクのワンピースがよく似合いそうな女の子だ。
でも、酒を飲むと癖が悪い。
私の友達は、喋らなきゃいい女なのに系が多いらしい。
この三人が夜に揃えばクラブに行くっていうそんな流れができる。
景気づけのテキーラから始まる。
飲んだあとのゾクゾクする感じがたまらなく嫌いだ。
なのに飲む。
なぜ飲む。
知らない。
ヤバい。
このテキーラ何杯目だろ。4杯目5杯目6杯目7杯目8?そろそろ限界。
ピヨピヨピヨピヨピヨピヨ…あの目覚まし音が頭の中に住みついたみたいだ。
あれ?
なぜベットに寝てるのだろうか。
???
なぜ自分の部屋にいる?
外は暗い。
8時。
朝ですか?
え、20時。
夜ですか?
え、何日?
私は誰?あ、それはわかるけど。
いつの間にか帰っていたみたいだ。
どうやって帰ったのだろう。記憶がない。
携帯には着信あり13件。
バイト先から8件も1分以上コールしてる不在着信が残っていた。
体調悪くてってバイト休もうとしてたのに、その電話かけるの忘れた。
というより、ほら、記憶がないからそれどころじゃなかったのだろう。
一瞬、まずいなぁと思ったけど、やる気なかったバイトだしこのまま辞めちゃえばいいやって一瞬で気持ちをすり変えた。
こんなどうしょうもなく適当な大人になるとは思ってもいなかったよ。
あとの5件は、アヤからだった。
記憶を呼び覚ますために電話をかけた。
「ねぇ、私、昨日どうやって帰ったか知ってる?」
「みんなちょー酔ったじゃん?あ、てかてかーっ、チカエが男とイチャついてたらまさかの航inクラブみたいな。」
航は、チカエの彼氏ね。って
「ヤバいじゃん!」
「でしょー!で、航を発見してぇ~チカエなにしたと思う?航を発見したとたんイチャついてた男からさささぁーと離れてそんで泣きながら怖かったよぉ~って航に抱きつき行ったんだよ。あいつまぢクレイジー一族パニくり女王。そしたらさっきの男がキレてなぜにかあーとえーと航と喧嘩になって表出ろよとかなってえーと大変だったの!笑ったし!」
アヤの喋りはまさにマシンガンでたまに意味がわからない。
おー、それは大変だったね。とか相づちしながら、早く質問の答えを教えてもらいたくてしかたなかった。
「あー、あんたね、トイレから30分たってもでてこなかったから私がドア登って侵入して~救出したんだよーっ。で、タクシーに乗せてやったの。」
タクシー………タクシー………タクシー………
タクシー?
ピヨピヨピヨピヨピヨピヨ…
あっ、
フラッシュバッーク。
《続くかもしれない》
どーもTIAです。
私、架空の物語作るの趣味なんです。よく小説を書いて楽しんでるの。
で、友達に見せたりよくしてたこともあるんだけど
いつも途中で書くのやめちゃうんだ(笑)だから、《続くかもしれない》なの。
小説だなんて偉そうなこといえないTIA小説ではございますが…ただの趣味を公開してく…かもしれない(笑)読みたい人だけ読んでください(笑)
そうそう!
主人公の中野マイカは、私じゃないからね。
このストーリーも私の作った妄想物語です。