※心霊スポットとしての紹介では無いのでご注意ください。


実は私の住む茨城には、地獄沢と言う場所があります。


私は九州の出身なのですが、例えば大分県の別府に地獄巡りがあります。

地獄を模した観光地で、血ノ池地獄や、ワニ地獄など、見所満載の場所ですが、ここ茨城県常陸大子町にある地獄沢とは、なんとも血なまぐさい言い伝えのある場所でした。


時は遡る事、江戸時代の税金である、年貢の納入を巡るすれ違いが招いた事件です。

生瀬一揆とも、生瀬の乱とも呼ばれる事件です。


江戸時代の秋、その歳の年貢を徴収に小生瀬村に役人が訪れました。

当然村人は年貢を納めたのですが、同じ年に間もなくまた役人が訪れ、年貢の徴収に来たのです。


これを不審に思った村人は、当然拒否しその役人を殺害してしまいます。


しかし、なんと言う運命の悪戯なのでしょうか。

実は最初に訪れ、年貢を徴収していった方が偽物であり、後に現れた役人こそが本物だったのです。


当然徴収元の水戸藩は大激怒。

村の粛清のために軍隊を送ります。

そして、この地が地獄の惨状を招いた、地獄沢となってしまいます。


村人が命を乞うた(嘆願沢)、そして村人が殺された(地獄沢)、切った首や胴を葬った首、胴塚。

更に村人を斬り殺した刀を洗った、刀拭き沢。


殆どの村人が、老若男女の限りもなく、殺害されたのです。


諸説はあるようですが、この様な恐ろしい事件があったようです。


そして、暫くの間歴史の闇に埋もれていたとのこと。


私は普段心霊スポットには行きません。

霊感の類はまるでありませんし、それより何より不謹慎極まりないないからです。


しかしここ地獄沢に関しては、何故か面白半分ではなく、真剣に此方を訪れたく伺いました。


只の伝説か、それとも真実なのか、真偽の程はわかりませんが、もしこれが本当に起きた事件であれば、忘れ去られてはあまりにも悲しい事と思い、此方に書かせて頂きました。



民家もありますので、決して肝試しなどでは訪れないようお気を付け下さい。

























基本的には、何がどうと言う場所では無いかもしれませんが、印象としては長閑な場所でした。


とてもその様な残酷な事件が起きた場所とは思えませんでした。

本当に恐ろしい事は、残酷な事件があっても忘れ去られる事なのかもしれません。


犠牲になった方たちが、安らかに眠られますように。