【新作が「nintencats」ではない訳、「nintendogs+cats」開発の裏側明かす。】


2005年にニンテンドーDS向けに発売され、世界で2,326万本(全種類/2010年3月期決算説明会参考資料より)を販売した任天堂の「nintendogs(ニンテンドッグス)」。
そんなメガヒットタイトルの新作となる「nintendogs+cats」がニンテンドー3DS向けにいよいよ2月26日に発売されるが、なぜ今回は「nintendogs」でも「nintencats」でもなく、
「+cats」なのか。そこに込めた想いが、同社公式サイトの人気コンテンツ「社長が訊く『ニンテンドー3DS nintendogs+cats篇」で明かされている。  

「nintendogs」は愛らしい犬との暮らしが体験できるゲームとして、日本でも大ヒットしたのは記憶に新しいところ。
しかし、犬好きから好評だった一方で、猫好きからは「なぜ猫バージョン(=nintencats)は出してくれないんだ」と不満の声も挙がっていた。
ただ、当時も任天堂は猫バージョンの検討を進めていたことはメディアなどに認めており、最終的に発売に至らなかったのは、
ゲーム性やエンターテインメント性を犬バージョンと比較・検討した際に、犬のほうを出すとの結論に達したためだったと伝えられている。

そうした流れを受けて、ついに登場するのが「nintendogs+cats」だ。もともと「nintendogs」は同社専務取締役の宮本茂氏が犬を飼い始めたことがきっかけとなって生まれたタイトルだが、
今回の「nintendogs+cats」は、その後宮本氏が猫も飼うようになり、犬と猫が仲良くしている姿を見て「ゲームのなかでも犬と猫が仲良くしている絵があれば、うれしいかな」と思ったことが動機だという。

宮本氏の家では「うちの2匹が仲良くしている姿を見ていると、とてもいい絵がいっぱいあるわけですよ。たとえば、犬がトコトコと歩いてると、後ろから猫がトットットとついていくとか、
夕陽をバックに2匹で仲良くシルエットになっていたりだとか」といった素敵なシーンにたくさん出くわすそうだ。

しかし、いざ新作の開発となると「『nintencats』をつくるのは任天堂らしくない」との思いがある一方で、「世の中には猫が好きな人もたくさんいらっしゃいますし、
そうすると猫をゲームのなかに入れたいけど、実際飼ってみると猫を飼うことに犬ほどの遊びの要素がない……」との悩みも。
そこで「犬と猫の絡みを見せるというのがほどよいかな、という結論に至ったんです」と、「nintendogs+cats」の形に行き着いた経緯を説明している。

今回のタイトルはロゴも「+cats」の部分が小さな表記になっているほか、「『猫を飼いますか? それとも犬を飼いますか?』という構造にしないようにしました」と、あくまでも犬との生活がベースの考え方。
そのため「本当は、猫がいつの間にか現れて、犬との生活に花を添えるような感じにしたかったんです」としている。



こんにちは。

むぎです。

犬好き、猫好きそれぞれですよね。

のほほんです。