【「フィットシャトルHV」発売 「プリウスα」と“ガチンコ対決”】


ホンダは16日、新型小型ワゴン「フィットシャトル」を発売した。最大量販車「フィット」の派生車で、ガソリン車のほか、ハイブリッド車(HV)も用意した。HVのワゴンといえば、トヨタ自動車の「プリウスα」が5月13日に発売されたばかり。HVの盟主の座を賭け、2強による“ガチンコ対決”が始まった。

 「パッケージ性にも優れ、立体駐車場にも入るし、取り回しもしやすい」。16日の発表会の席上、初代フィット開発責任者で、現在は主に小型車事業を統括する松本宜之執行役員はこう述べた。表向き、ホンダ首脳は「プリウスαとはクラスも値段も違う。競合車ではない」というが、松本執行役員の発言は、プリウスαに対するフィットシャトルHVの優位点を端的に述べたものといっていい。

 車体が3ナンバーサイズのプリウスαに対し、フィットシャトルHVは一回り小さい5ナンバーサイズ。だが、荷室容量はプリウスαの535リットルに対し、517リットルを確保。ホンダは「ママチャリも積める」と、そのパッケージ性に胸を張る。

 価格はプリウスαが235万円からであるのに対し、フィットシャトルHVは181万円から。車格が劣る以上、プリウスαより安くするのは当然だが、200万円を切る価格設定はプリウスαを意識した値付けといっていい。

そしてHVの“命”である燃費(10・15モード)は、ガソリン1リットル当たりプリウスα31キロに対し、フィットシャトルHVは30キロとほぼ互角だ。

 プリウス、フィットは毎月の車名別新車販売ランキングで激しく首位を争うライバル。プリウスαは発売1カ月で受注台数が5万2000台に達し、月間販売目標3000台の17倍以上という人気だが、フィットシャトルHVという新モデルをラインアップにくわえ、勢力図はどう変わるのか。HV2強の販売競争は新たなステージに入った。



こんにちは。

むぎです。

実に魅力的なHV車が発売されましたね。

のほほんです。