【「わたしのクッキー食べたでしょ!」ルームメイトをたたき起こしハサミで攻撃した31歳の女が逮捕される】


フロリダ州ナポリで日曜日の朝、「わたしのクッキー食べたでしょ!」とすごいけんまくでルームメイトのJasmin Wankeさんをたたき起こしたHersha C. Howard容疑者(31歳)。

Howard容疑者の子どもたちが深夜におなかをすかせて食べ物を探していたのでクッキーを食べさせた、とWankeさんが説明しても聞かず、
「10ドル払う」と言っても納得せず、部屋から出て階段を駆け下りるとハサミを持って追いかけ回し、板で殴る、胸にかみつくなど攻撃を続け、
建物の外へまで逃げたWankeさんに追いつくと、看板を拾ってさらに殴りかかったそうです。

最終的にはWankeさんの夫がHoward容疑者をタックルして取り押さえ、Howard容疑者は駆けつけた郡保安官によって逮捕されたのですが、
そこまで激怒するほど食べたい特別なクッキーだったのでしょうか?詳細は以下から。


そのクッキーとは、ガールスカウトの少女たちが販売し、売上は地元のガールスカウトのキャンプなどの資金になる「ガールスカウトクッキー」。
ガールスカウトが焼いているというわけではなくライセンス契約を結んだ製菓会社が製造したものをガールスカウトの各支部で買い上げ、
それを少女たちが親類・知人や近所の人に売り歩いたり、公園やショッピングモールなどにブースを設置して販売したりするクッキーで、
何十年も変わらない「定番の味」「懐かしい味」としてブランド化しています。
少女たちには売ったクッキーの数に応じてぬいぐるみやTシャツなどのインセンティヴが用意されていて、過去には1人で1万7000箱以上のクッキーを売ったという少女もいるそうです。

今回の騒動の発端となったクッキーは「Thin Mints」という、十数種類あるガールスカウトクッキーのなかで例年売上の25%程度を占める、
最も人気のあるタイプだったとのこと。価格は1箱3ドル50セント(約300円)と、Wankeさんが払うと言った10ドル(約830円)よりも安いのですが、
スーパーやコンビニでいつでも買えるというわけではないのでHoward容疑者にとっては金額以上の価値がある「秘蔵のクッキー」だったのかもしれません。

右のパッケージが「Thin Mints」。ミント味の薄いクッキーをチョコレートでコーティングしたものです。

2月20日朝、秘蔵していたこの「Thin Mints」クッキーがなくなっていることに気付き怒り狂ったHersha C. Howard容疑者(31歳)は、
フロリダ州Collier郡ナポリのアパートをシェアしていたルームメイトJasmin Wankeさんの寝室へ押し入り、Wankeさんがクッキーを食べたに違いないと糾弾しました。
Wankeさんは、空腹をうったえたHoward容疑者の子どもたちに20日午前1時ごろクッキーを食べさせたと説明したのですが、
Howard容疑者は聞く耳を持たず、Wankeさんに飛びかかって体重でおさえつけながら顔を殴ったそうです。

しばらくもみ合ったのちにWankeさんの夫が2人を引き離し、Wankeさんは部屋の外へ逃れたのですが、Howard容疑者はハサミを手にして脅しながら追いかけてきた上に、
階段を下る途中でハサミを落として板を拾うと、その板で殴りながら追跡を続けました。

Howard容疑者はキッチンでWankeさんに追いつくと床へ引き倒し、殴ったり胸にかみつくなどの暴行を加え、
2人を再び引き離したWankeさんの夫を振り切って建物の外へ逃れたWankeさんを追いかけ、看板を拾って再び殴りかかったところでWankeさんの夫に取り押さえられ、
ようやく駆けつけた郡保安官により、武器を用いた加重暴行などの疑いで2月20日午前9時27分ごろに逮捕されたとのこと。

Hersha C. Howard容疑者(31歳)は身長5フィート9インチ(約175cm)・体重400ポンド(約180kg)、複数の子どもを持つ母親とのことです。


こんにちは。

むぎです。

本人にとっては、とても貴重な物だったのでしょうね。

のほほんです。