【栄光の「マツダ787B」20年ぶりルマンへ デモ走行で雄姿再び】
まる1日、24時間かけてどれだけ長い距離を走れるかを競う世界最高峰の自動車耐久レース「ルマン24時間レース」。90年近い歴史を持つ伝統の大会だが、日本勢が優勝を飾ったのは後にも先にも1度だけ。1991年(平成3年)の覇者、オレンジとグリーンの“チャージカラー”に彩られた「マツダ787B」だ。あれから20年。栄光のマシンが今年6月、同じ大舞台で再び雄姿を披露することになり、山口県美祢市のマツダ美祢自動車試験場でシェイクダウン(走行性能の最終確認)が行われた。
フランス・ルマン市にあるサルトサーキット。自動車の24時間耐久レースは毎年6月、常設サーキットの一部と公道を組み合わせた全長約13キロのコースで開催。威信を背負った大手メーカーから手作りのプライベーターにいたるまで、大小さまざまな規模のチームが栄冠を目指し、しのぎを削る。
初開催は1923年。その後、第二次大戦の影響などで中止もあったが、自動車の発展とともに歴史を重ね、ポルシェやアウディ、フェラーリなどそうそうたるメーカーが過酷な戦いを制している。求められるのは、車の一発の速さだけでなく、スタッフも含めた総合力だ。
マツダのルマン制覇は、日本勢としてだけでなくロータリーエンジン(RE)搭載車としても唯一の快挙。また91年は、当時の参加規定変更に伴ってRE車が出場できた最後の年(その後、規定変更に伴い出場可能になった)という“ドラマ”も加わり、787Bに胸を熱くするモーターファンは今も少なくない。
こんにちは。
むぎです。
なつかしいですね。
再び、本格参戦してくれると、うれしいです。
のほほんです。