【グーグル役員が合コンで見せたヤバすぎる元気】
傍目八目。相場格言としても用いられる言葉で、株式市場の当事者よりも第三者のほうが相場の流れを読めるのではないかという意味だ。
その第三者は誰でもいいというわけではなく、傍らで経済の動向を見ている者でなくてはならない。今回その適任者として選んだのは、合コンセッティング業務を行う会社を営む、絵音氏だ。
絵音氏はこの3年で約1000回もの合コンを手配し、自らも参加したという強者なのだが、果たして合コンに経済の動向はどう絡むのか?
「ここ数年、合コンは接待にかなり使われてます。実際、私が会社を設立したのも、お得意様に『会社にして領収書を切ってくれれば経費で落とせるのに』と言われたのがキッカケですから(笑)。
それで連日のように接待合コンをやっていると、流れが見えてくるんですよ。そのとき元気のある業種がなんとなくわかるんです」
確かに接待とはいえ、合コン。お金に余裕がある=業績が好調でないとできない遊びであろう。
では、過去にどのような業種が合コンに励んでいたのだろうか?
「2005年から06年はIT系の人がほとんどでしたが、ホリエモンさんがいなくなると同時に消沈(笑)。
次に台頭したのが不動産で、08年後半くらいまで羽振りがよかったですね。でもリーマンショックで不動産関係が消えて、一気に増えたのが大手コンサルタント会社です」
落ち込む会社を救おうとする業種の台頭。わかりやすい図式だ。
「09年になると出会い系ばかりになりました。それも10年になると消えて、逆に固定客だった官僚さんやお医者さんが目立つという、つらい状況に。中国からのお客さんは結構いましたけど、合コン業界はかなり不況でした。
でも、そんななかで目立っていたのが眼科医さんなんです。6月くらいに増えたのを感じ、秋くらいには確信に。
なんでだろうと思って聞いたら一緒に来ているのがレーシック関係の業者さんだったんですよ」 確かに昨年末は雑誌の広告などもレーシック関連が急増していた。
「眼科医さんは年明けてからも元気ですね。あとは08年以降、全然見かけなかったゴールドマンさんなどの外資系金融も昨年秋以降は万券を撒くといった元気な姿を見かけるようになりました(笑)。
ほかには鹿島さんなどの大手ゼネコンも秋以降は復活してますし、アパレルでは109ブランドかな。まあ、一番絶好調なのはグーグルさん関係で、役員さんとか、ヤバイくらい元気ですけどね(笑)」
以上、合コン現場で元気な企業や業種はわかったが、実際の市場ではどうなっているのだろうか?
こんにちは。
むぎです。
なるほど、こんなところからも、その業界の状況が解るのですね。
のほほんです。