9/10 Sat
中間発表に必要な情報の収集のために研究室へ。15時頃から18時頃まで、4人の先輩方の修士論文を読みあさった。BPAに関する基礎知識や研究の背景がなんとなく分かった。BPA曝露でGABA、セロトニン、アセチルコリンの濃度が変化するという、最も必要な情報もQさんの論文から入手した。これを俺が理解していなければ、俺の研究をする意味がない。
9/12 Mon
本日から後期開始。気合いを入れて、今までより1時間早い13時に研究室へ。ラットの世話。前日の夕方からつくり始めた発表原稿をGさんに見ていただき、簡素化。4コマは半年ぶりの授業。ガイダンスだけだったので30分で終了。その後、教職キャリアセンターで進路相談。講師をやらずに勉強に専念するという選択肢を得た。研究室に戻って、ボスに原稿を見ていただいた。どうも俺の表現力には課題があるようだ。少し凹みながらも、再び修正。ボスにもう一度見ていただき、一応完成。ところで、GABA-Tの再実験については、ジスルフィド結合の形成を阻害するDTTの濃度を増加させたり、GADとGSの阻害剤を添加したりすることに。グルタミン酸が思ったよりも増加しないのは、GSによってグルタミン酸がグルタミンに変化させられちゃってるからだろうと思って、GABA-TのHPLC結果をもう一度見てみたら、なんとグルタミンが減少してるんだよね。まったくもって、意味不明。
9/13 Tue
午後から研究室へ。スライド作りを続行。4,5コマは授業。体育実技を2連続で。P棟から総合体育館は一番遠い。めっちゃ楽しかった。研究室にずっと閉じこもっているのはよくないなと実感した。外へ行こう、人に会おう。18時過ぎに戻ってきて、スライド作り。もうNさんしかいなかった。一通りできたので、19時に下校。ボスとの授業日程が合わないので、今日はボスとお会いしていない。
9/14 Wed
全日制復活の兆し。10時に研究室へ来た。2コマの時間に、中間発表の練習会。俺は事前に準備できていたから短時間で終わったが、あとの2人は準備不足で、ボスからのアドバイスに長時間を要した。その後、久々に研究室で昼飯。大人数なのも久しぶりだろう。それから、スライドや発表原稿の修正。俺の修正項目は、グラフの単位とGABA-T改善策の簡略化ていうか省略。さらに、質問対応のために酵素反応の全体像のスライドもつくることに。前の2つはちょちょいのちょいだが、質問対策スライドはちょいと時間がかかりそうだ。4コマの時間にラットの世話。Gさんに、俺の卒研についていくつか質問。最近やっと研究の背景が分かってきた。胎生期・授乳期にビスフェノールAを曝露されたラットは、生育後に行動の異常を引き起こす。行動の異常は、中枢神経系すなわち脳の異常が原因だと考えられるから、うちの研究室は脳内神経伝達物質量を測定してみた。すると、GABA、セロトニン、アセチルコリン濃度に変化が生じていた。それはたぶん、それらの神経伝達物質の合成・分解酵素に何らかの影響が生じているからだろう。だから俺の卒業研究では、それらの酵素の活性を測定して、ビスフェノールAによる影響を調査する。まぁ、こんなかんじだ。で、この後は俺の研究の中では間に合わないが、もし酵素活性に変化が生じていたら、それは酵素量の変化だと考えられるから、Western Blottingで酵素量を定量したり、Northern BlottingでmRNA量を定量したりする 。さらに、エピジェネティックまで踏み込むことで、ビスフェノールAによる影響の作用機構が見えてくるのではないかという展望である。スライド修正に一段落ついたところで、さっさと下校。18時前に帰れるなんて、実に幸せだ。
9/15 Thu
所詮、兆しは兆しだった。今日は13時ごろ研究室に到着。でも、ボスもGさんも学会出張で不在だからばれることはない。昨日のアドバイスをもとに、グルタミン酸・グルタミン・GABAの合成・分解反応経路図を作成。折れ曲がった矢印とかに苦労して、えらい時間がかかった。セロトニンやアセチルコリンもやろうとしたが、急激にやる気を失って、いつもの「暗い部屋」で休憩。まだ明るかったので、「光の揺れる部屋」だった。俺が横になるには、椅子が4つ必要だった。俺がいない間にメタノールやアセトニトリルの試薬ビンが到着し、NさんとOが棚に収めていたようだ。セロトニンやアセチルコリンの反応経路図も作り始めたが、空腹によってイライラし、18時頃にさっさと下校。
9/16 Fri
中間発表前日。13時頃来て、Uさんとたまにおしゃべりしながら、質問スライドの作成の続き。夕方は、OやMの発表を見てアドバイスしたり、MさんやUさんと教育について話したりした。こういう、こじんまりした所で知的な会話を繰り広げるのは好きだ。いかにも研究室っぽくて、テンションが上がった。18時過ぎ、ボスとGさんが学会出張から戻られて、中間発表の最終リハ。原稿なしでやってみたら、緊張はしたが上手くいった。ボスからは、グルタミン酸等の反応経路の中で、NH3とかCO2に色をつけて分かりやすくするように言われた。さっそく修正して、20時半に下校。帰り道に雨が降ってきて、少し雨宿りした。
9/17 Sat
中間発表当日。11時頃に来て、午前は他のメンバーの見学。緊張の中で昼飯を食べ、最後にみんなで1回確認して、13時半から午後の部開始。俺らの出番は14時半頃。直前の研究室の発表が始まるまでは緊張したが、俺らの出番が来て、前の方に座ってからは緊張を通り越した。そして、自分の発表の時はリラックスして、楽しみながらできた。マイクの調子が悪かったので、地声でやった。問題なく発表できた。質問は2つ。某T先生からは、「なぜ9種類の酵素でやる必要があるのか?」。某I先生からは、「GABA-Tの生成物量反応時間依存性は、間違いなく直線性を示すのか? 基質量の不足はないか?」後者については、問題なく答えられた。だが、前者については、「研究の背景」で言ったじゃん!と思いながら、説明しようとすると、さえぎられた。なにかいろいろ言われたが、どうも質問の主旨が分からず、思わず「やりたいからです」とアホな回答をしてしまった。そして、「後で個人的に伺います」の宣言通り、発表会終了後に某T研究室を訪問。俺は理解しようとしているのだが、どうも彼の言いたいことはよく分からない。威圧的・愚弄的な言葉にも負けずにコミュニケーションをとろうと努力したのだが、無駄だった。挙句の果てに、「君のやっていることはサイエンスじゃない。出直しなさい。」と言われてしまった。ちょっと落ち込んで、研究室という名のホームに帰ってきた。その旨をボスらに報告すると、「柳に風」という言葉を教えられ、励まされた。うん、彼のことはもう気にしない。まぁとりあえず、中間発表も無事に終わり、来週からは伸び伸びと実験ができる。やったね。ところで、AChEの活性はキットで測定する予定だったが、やはりHPLCでやることになりそうだ。メソッド検索しないとね。追記9/30、いや吸光度測定法でやることになりそうだ。