さて、前置きはこのぐらいにしておこう。
好奇心から読んでみたいのであれば、自分の気持ちに素直になればいい。だが、リリーのためにならないことは確かだ。全てが俺の視点から表現されている。(そのため、たまに文体が変化する。)もしも、もとからリリーが俺のことを嫌っていたのであれば、この上なく不快なものだろう。
俺はもう吹っ切れている。どうせなら、理想のシナリオも記しておこう。手紙を読み、リリーはこんなの嘘だと思う。すかさず俺に会いに行き、胸中の思いを打ち明けると共に真実を問いただす。・・・この後の展開はよく分からない。だが、そもそもこんなことはありえない。まったく、バカらしい。全ては俺の空想で終わるのである。現実はそういうものだ。
読み始めるに辺り、2つ注意しておく。
この手紙は長い。くれぐれも無理をして読もうとしないでほしい。
それから、この手紙には俺の心を全てさらけ出している。秘密にしておくべき事も含まれるので、他言しないでもらいたい。もっとも、それがリリーの復讐であれば別だが。そのときは俺も容赦しない。覚悟しておくように。
不安材料は全て挙げた。もう悔いはない。
さあ、読みたければ読むがいい。
※手紙中の【】内には、忘れられない大切なエピソードを記した。ただし、文章の流れには沿わない。