俺の住む八王子市の地区は第3グループであり、16日の18時半から20時半まで停電した。
ひとり暮らしの俺は、真っ暗な部屋で、何もやることがなかった。こんなとき、家族で暮らしてる人はいいなぁと思った。普段もそうだけど、話し相手がいないと、つまらないね。
で、せっかくだから明かりの消えた街を散歩してみようと、懐中電灯をもって外に出た。やはり普段よりも暗い夜だった。だけど、交通量はいつも通りで、車のヘッドライトがよく目立った。こりゃ危ないと思い、一度家に戻って、ピカピカ赤く光るやつを身につけて再び出発。こんなときに、交通事故なんかに遭いたくない。
月が明るいから、部屋の中よりも外の方が明るい。建物の明かりは基本的に消えていたけど、車が通りすぎたときだけはかなり明るくなった。それにしても、停電だというのに、外出してる人が意外といるものだ。車はよく通るし、自転車や歩行者もチラホラ見かけた。
信号ももちろん消えていた。
フラッシュを使わないと、カメラには何も写らないくらい暗い。ただ、暗闇でフラッシュを使うとドライバーを驚かせてしまうかもしれないと思い、車が通っていないときに撮った。
この交差点では、警察官による交通整理が行われていなかった。停電の規模が大きいから、きっと対応しきれないんだろね。ほとんどのドライバーは譲り合って渡っていたが、中には前の車を急かすようにクラクションを鳴らす車も見られた。こんなときだから、みなさんくれぐれも慎重に運転して下さい。
少しの間、交差点の様子を見て後、家に帰った。長くは外にいられない。めちゃくちゃ冷たい風がびゅーびゅー吹いていて、指先の動きが鈍くなってきたからだ。東京でもこんな状況。被災地はどれほど厳しい環境なんだろう。
あ、家に帰る直前にミスを犯したので、この場を借りて謝罪します。暗闇の中、普段通り部屋のドアの鍵を開けようとしたら、鍵が回らない。もしやと思って、懐中電灯で部屋番号を照らすと、違う人の部屋だった。その部屋の方へ。暗闇の中、怖い思いをさせてしまって、ごめんなさい。ほんと、ごめんなさい。
家に帰ってからの残りの時間は、暗闇の中で横になって、ウォークマンでFMラジオを聞いて過ごした。それしかもうやることがない。だけど、これは有意義な時間の使い方だった。
やがて、急に部屋が明るくなった。20時半、2時間の計画停電が終了。ありがたく、テレビを見始めた。
今日の計画停電は、15時台からかな。真っ暗でないから、昨日よりはましだろう。だけど、計画停電なんか、被災者の大変さに比べたら大したことない。日本全国の危機だから、喜んで協力する。
とにかく、ひとりでも多くの方が、心安らかな生活を取り戻せますように。
