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静かな公園にただ一人

サッカー少年や散歩する人々はいるけれど
俺はその人達を知らない
すぐ側を電車が通過する
もしかしたら俺の知ってる人が乗ってるかもしれないけど
お互いに気付くことはない

日差しが暖かかったから
公園でゆっくり読書でもしようと思って来た

風が冷たい

とっとと帰ろう

この公園には何度来ただろうか

なぜかいつも一人である
ここにリリーがいればどんなに嬉しいか

初めて来たとき
密かに考えた

好きな人に告白するときは
ここなんかどうだろう
まるでドラマみたいなシチュエーションだな

そう どこで告白しようか

卒業するときに
リリーに胸中の思いを打ち明けることにした

図書館棟の屋上で告白しようと思っていたが
よく見ると教室から丸見えだった
さすがに厳しい

どこで告白しようか


風が冷たい
寒くなってきた

指先が麻痺してケータイのボタンをうまく押せない

もう帰ろう