【書籍紹介】①自ら学ぶ自由に生きる 究極の多様性教育の続きです。

 

①ではサドベリーについての概要を書きましたが、

②ではこの本についての概要をまず書きます。

 

本はこんな表紙です。

以下のURLには、それを読んだ人の感想が書いております。

https://zenkokuss.exblog.jp

以下注文フォーム

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この本の中でいいなと思った文のひとつとしてこんなエピソードがあります。

そんな時に、情熱大陸で「世界一素敵な学校」を知りました。もしこれができるのならばとても素敵なことだと思いました。それから気になってしまい、ボストンに見学しに行きました。そして、その時にいたメンバーたちを見て確信しました。彼らの「自己肯定感、自己受容感」を肌で感じたのです。

 実は、僕の義理の姉の四人の子ども達がそうなのです。自由に、非常に甘やかされて育っていると感じていました。しかし、よく観察してみるとそうでもない。例えば、四人もいますからお母さんはたいへん忙しい。しかも僕たちが訪問している状況で、「ママ、ココア作って」と。お母さんは「はいはい」。普通でしたら「それぐらい自分で」と思うわけです。でも作ってあげる。ところが、よくよく観察しているとお母さんは言われないとやらない。もちろん洗濯とか食事を作るとかは別です。しかし、そういった「ココア作って」とかいうのは言われないとやらない。先取りしてはしない。逆説的ですが、とても「尊重」された状態で彼らは成長しています。「前もって余計なことはしない」だけど「頼めば必ずしてくれる」。正しく受け入れられている状態。その家ではみんな居間で寝ちゃいます(笑)「自分が自分でいていい空間」が家庭にある。サドベリーは「自分が自分でいていい空間」が学校にあるのです。

サドベリーというか、教育の姿勢についていいなあと思いました。このエピソードは、欲するところまでが尊重されていますが、ゆくゆくはどんどん親の手から離れていくんでしょうね。どんどん思っていてもいなくても与えていく学校教育とは違うなあと思ったエピソードでしたし、この心持ちは子どもを育てていく上で持っておきたいなと思いました。

 

③に続きます。