三宅伸治 & the spoonful ライブ。2023.03.11 | 花月☆そうし

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 マリブコークという甘い飲み物。

 

 2021年から書いている忌野清志郎を追悼する、一区切りつけて、今度は自分のことはあまり入れない書き方で(自分のことは別テーマで書こう)考えたこと、書いてくつもり。

 

 ライブに行ってきました。ロックのライブに行くのと、ライブハウスに行くの、35年ぶりぐらいで、座って聞くのね(立ちっぱなしのものと思ってたの)そしてファンの間でここは立つというのがあるのねとか勝手がわからず新鮮で。

 私、ロック……でいいのか、もっと細かな分け方とか、リズムアンドブルースかブルース?の型のままの作曲法のなにかなのか、分からないけど、このタイプの音楽がいちばん好きだった! 最初のドラムの音からよかったのよ。

 昨年から、4月2日の清志郎のお誕生日イベントとしてライブしてるどこかに次は行こうなんて思いつつ、昨年は行きそびれた。三宅伸治さん主催のものと、タイマーズのドラマーだったかたのやってるライブハウスのものとがあるんだわ、なんて調べてはいたの。なんとなく、それよりも、三宅伸治さんとそのお仲間の今のバンドの音楽をまず聞こうって思ったの。

 「音楽はライフラインで、必用なもののはライブハウス」だという歌詞がなんてすてきなんだろうとね、やっぱりこちらを聞きにきて正解だったー。反○○に必用なのはラブソングなんだというMCも納得。この時期、追悼鮎川誠さんな内容もそりゃ入るよね。35年新しい音楽の接種してなくて空白なので最近聞いた曲みたいに聞く。

 その前の音楽も実はほとんど知らないので、私、ボブ・ディラン聞いたことが無いんだ。ボブ・ディランさんのマイ・バック・ページズに日本語詩付けたのがあったの。帰宅してから歌詞の日本語訳ぐぐってみると、あのころの僕よりいまのほうが若いという部分以外は原曲の意訳というより創作の色合いが濃いんだな、原曲にないことで歌詞に、すごいいい暮らししてるほどでもないんだけど娘がいてさ、優しい子なんだよみたいな部分があったの。「優しい子」というところ、ほんとに優しい子でたぶん親子で似てて気が合って、お互いにわかる、わかる、いま君が泣いてる理由がすごくわかるってなるのかしらて感じがした。

 

 (どんな子に育ってほしいかという問いに対して、子どもを持っている人のなかに、優しい子に育ってほしいって思う人どれくらいいるだろう。だって、例えば自分が実はいじめの消極的な加害者ーー手をくだす人には入ってないけどだまってる人ではある、わりに罪悪感無くーーしてる場合なんかだと、優しい子じゃなくて顔の筋肉が笑った形をとるロボットであんまり問題おこさないロボットが子どものほうが何かと、心が安らぐよね。逆に親が優しい人で、あれ?うちの子あんまり優しさないほうかな?って場合、優しい人が親になった場合だから子のことは愛しいわけだけど、こういう場合どうなるんだろう? 経験がないので想像つかない。私は子はいなくて、年下の近い血縁たちはほかにどんな欠点があっても人の気持ちがわかる人たちだわ。よかった。例によって話しそれてきた。自分のこと書き始めちゃってるし。私自信は、ーー年下のきょうだいやきょうだいのーー子どもたちのことをいつも思い出したりはしてないなあとかも思った。精神年齢十代の恋人同士みたいなじじばば夫婦になれる人見つけて暮らせたらいいなあってのはあるけど、自分が子どもなので実は親として子どもがかわいいというのがないほうかも、自分。子どものためを第一に考えるとか、社会人として子どもたちが生きづらい社会を作りたくないとかはあるんだけど。)

 

 なんかね、優しい人に育ってくれたことを親御さんがうれしく思ってるのが、ぶわって出てたの。真に愛し合うことを人生のなかで経験できた人が、人に与えることができる感動、それは大きいものでした。

 ライブが終わっても,お客さんたちはすぐに立ち上がらない感じで座ってたから、これから飲んだりお話したりするのかゆっくり帰られるのか、どういうものなのかわからなかったけど、終わったら私、とても疲れてて、すぐに家路についた。吉祥寺という場所、22歳ぐらいのころ実家に住んでたときに今回とは駅の反対側にあるライブハウスにそいうえばいちど行ったことがあったはず。友達の知り合いの学生さんのバンドでプロにはまだなっていなかった人たちのだったと思う。今の家より実家とこことのほうが距離があるのだけど、あまり遠くまで来たとも感じなかったわ、その頃は。行きは会社から東西線で帰りは中央線でいったん都心にもどって……この金曜日は肉体はしっかり老いてるせいか、家までがとても遠かった。

 4月2日は保留。それは遠いからとか日曜なので明日のこと考えてとかじゃなく、行かなくてもいいのかもという思いと音楽に包まれにいこうという思いが交錯してる。そう言ってるうちにチケットが売り切れてしまうかしら。必用なのはライブハウスでラブソングで、優しい子だよというときのほんとの気持ち。