いつも元気いっぱいに

遊んでいる子


本当に元気な小学生です。


とにかく外が大好きで

毎日外で元気に遊んでします。


何事もなかった

やんちゃな子供のように

見えますが


震災で

母親を亡くしているんです。


悲しみを乗り越えたかのようにも

思えるほど元気です。


私と出会ってから

全く母親の事は

口にしていません。


しかし

なんとなく感じていました。


その子の寂しさを。


なので

ずっと見守っていました。



最近、その子が

こっそり書いていた

亡き母親への手紙を

偶然にご家族が発見したのです。


その中には

「さみしいよ。」

という文字が。


ご家族にも

言えなかったんでしょうね。


みんな寂しい思いをしているから

子供ながらに

元気に振舞っていたのかも

しれません。



3月11日の朝

家族全員、

元気に朝を迎え

その子は

「いってきま~す」

と元気に登校しました。


その日の朝が

母親と最後になるなんて

思いもしなかったことでしょう。


住んでいた自宅まで

無くなるなんて

思いもしなかったでしょう。



それが

突然の母親の死


思い出のある自宅まで

津波に流され


母親との思い出の物までも

ないんです。


一瞬で消えて無くなりました。


その子の気持ち

どんなに辛いことか。

計り知れません。




震災は

まだ終わっていないんです。


街並みが綺麗になってきても


人の心の傷は

どんどん深まるばかりです。


今、やっと「寂しい」

と言えた子供の気持ちが


これからが

一番大事な時期であることを

伝えてくれたんだと思います。