【留学】 なぜ、私がスポーツ心理学を海外で学びたいと思ったのか | 早川琢也のブログ "Road to The Sport Psychologist "

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スポーツ心理学の事、留学の事、スポーツの事について、アメリカより発信していきます。

(5月19日 ご指摘を受けて、スポーツ心理学の歴史に関する記述を一部訂正しました。)





今回は、スポーツ心理学を海外で学びたいと思ったきっかけについてです。留学を決めたきっかけの別の側面に関する事でしたので、あえて【留学】という括りにしました。



まずは、スポーツ心理学の背景について簡単に説明していきます。


スポーツ心理学は、まだ歴史の浅い学問です。その研究は1920年頃より始まったとされています。これは、日本のみならず海外でもこの頃から研究が始められたそうです。(この点は明確に確認出来次第、より詳しく書いていきます。)

メンタルトレーニングに関する書籍によると、1950年代に旧ソビエト(現ロシア)の宇宙飛行士に対して行われた心理面のトレーニングがメンタルトレーニングの発端だと言われています。
その後スポーツに応用されはじめて、オリンピック等の大きな舞台で実力を発揮出来る目的で応用されはじめたと記述されています。
日本では、1985年から本格的に研究とスポーツ現場への導入が始まったそうです。
(今すぐ使えるメンタルトレーニング コーチ用 著者:高妻容一 より引用)



スポーツ心理学の歴史を見ていくと、海外諸国では盛んに応用され発展を遂げています。また、プロチームやオリンピックチーム等にスポーツ心理学者がサポートをする事例も報告されています。
日本では近年になってスポーツ心理学の用語をメディア等でもよく聞かれるようになりました。
「ゾーン」や「(パフォーマンス)ルーティーン」はその最たる例です。少しずつではありますが、スポーツ心理学が浸透しつつある様子が伺えます。



日本でもスポーツ心理学が発展しつつある状況ですので、このまま日本に残ってスポーツ心理学を勉強する事は、一つの選択肢としてありました。しかし、海外と日本のスポーツ文化や環境は異なる部分が多く、そのため日本では得られない発想や考え方があることを考えると、一度は海外に出て学ぶ事は今後スポーツ心理学を仕事にしていく上では欠かせないと感じました。



アメリカを留学の地に選んだのは、スポーツの位置づけが世間的にもある程度確立されている点、語学の点、これまで得られた情報量といった事柄を基に選びました。選択肢としてはスペインやドイツもありました。両国はスポーツも大変盛んですし、アメリカの学会に参加した際にもヨーロッパ諸国の情報を聞いた時にその様子が伺えました。
最終的に決め手になったのは、やはり語学でした。英語が使える事で得られる情報量、活用出来る幅を考えた時に、やはり英語をまずは身につけることが先決であろうと思ったからでした。また、当時はアメリカのスポーツ環境に興味があった事も理由のひとつです。



もうひとつの大きな理由は、海外でスポーツ心理学者として働く可能性を見いだした事でした。アメリカでは、スポーツ心理学者が仕事をするポジションが日本と比べて多い事が主な理由でした。また今後日本人アスリートが海を渡るケースが増える事が予想される事も理由のひとつです。



もちろん、英語が第一言語ではない私にとっては、アメリカでスポーツ心理学者として仕事を獲得することが険しき道である事は百も承知です。
ですが、可能性があるなら挑戦したい。
クリアすべき課題があるなら、どうやってクリア出来るかを考えてトライしたい。
出来るかもしれない事を、理由をつけて諦めるのは、何だかやりきれない。



こういった気持ちに後押しをもらい、私は今アメリカで挑戦しています。



留学の先に仕事の可能性を見いだした事が、留学に踏み切ったもう一つの理由でした。