釣りを終えて、さぁ長い道中ゆっくりと帰りましょと車を走らせていた。
私の主義は「釣りは出発してから無事帰り着くまで」と自分に言い聞かせてるし、釣り仲間にも常々言っている。
トンネルを何個か抜けると対向車線をかなり飛ばしながらダンプがやって来る。
すれ違おうとしたその瞬間、ダンプの荷台から何かが大量に落ちて来た・・・と言うより降り注いできた見たい、前が一瞬暗くなり、バシバシガチガチビシビシと異様な音がした。
車を停めて後ろを見ると大量の小石が落ちている、車を見るとガラスにひびが入り医師が当ったところが白くなっている、近所の人達も大きな音に家から飛び出して来た、「今のダンプカーは何処のですか」と聞くと○○の奴だと思うと返事、地元の車のようだ、急いで転回し後を追った、飛ばしていたし時間も経っていたのでかなり先だろう、でも殆ど一本道だしと思って少しとばして追っかけた、だいぶん先で追いつきクラクションを鳴らし続けるが停まろうとしない、しかし絶対に捕まえる、ドライブレコーダーには記録が残ってるから警察に後から届けても良いが、こちらの気が収まらん
一キロ程追っかけてやっと止まった、運転席に駆け寄って引きずり下ろした・・・嘘です、私は紳士的に「砂利をこぼしたやろ、車に当ってガラスにひび、車体は傷だらけだよ、警察に行こう」幸いにもう少し行けば駐在所が有る。
警察で詳細に事情を話していると二人連れが来た「あのーずっと下の方でダンプカーから落ちた砂利で二大の車が傷つきました、ナンバーは分からないけどドライブレコーダーに残ってます」「スピードが速すぎて追っかけられなかったです」
多分、同じ奴だろ。
現場検証をすると言われて事故現場へ、道路に散らばってた大量の砂利は関係会社の社員たちが掃除をしていた、役場から連絡が有ったとの事、役場へ連絡したのは私の事故を目撃した人だったようだ。
現場検証して居たら別の男の人が来て巡査に「先程、ダンプカーが砂利を落としたのにあたって車が傷つきました」と言って来た、此のダンプカーだと思います。
おいおい、ダンプのお兄ちゃんどんな運転してたんだよ。
巡査は新任みたいだ、頭が回らなくなってる、「お巡りさん、まず私の件を片づけてそれから駐在所に来た二人の女性の件、そして今来た男性の件と順番にやって行かなきゃ出来ないよ、それに私は帰らなきならない」
かれこれ一時間近くの時間をとられた、腹は立つが体に何も無かった事で良しとしなきゃと自分に言い聞かせた。
真ん中に走ってるのがヒビ、割れてたりしたら帰れなくなるところだった。
白く見える所は砂利が当ったところ、小さな傷が無数に入った。
同じく白い色の下は小さく削れている。
フロントガラスの交換、車体の全塗装しなきゃ、払うのは自分じゃないけどいくらくらい掛かるんだろう、それに修理期間中のレンタカー代もあるしな、事故を起こされて落ち込んでしまった自分への慰謝料くれんかな。
皆さんも用心しましょうね、でも対向車のダンプから砂利をばらまかれるってそうそうないだろうけど、け゚が無くて良かった。