母がいつも言う。
「こんなに長生きするとは思わなかった、お母さんの歳も越えてしまった」。
私はなんと応えていいのかわからない。
父は95歳と8カ月を超えた、母は94歳と5カ月を超えた。
当然ながら私の歳もそれ相応に老いてきた、私たちの小学唱歌に、船頭さんだったか?、歌詞に今年六十のお爺さんとある、昔は六十は爺さん婆さんだった、私はすでにそんな歳をはるかに超え、次の桁に近づいている。
世間で言われる「老々介護」中だ。
ほぼ毎日実家に行っている、この歳で二人でやっていってる親に感謝しつつも、いつ何があるかわからないので通っている。
釣りにも行きたいが、ままならない日々だ。