3日間、釣りに行ってきた、狙いは50オーバー。
今まで45オーバーまでは釣った事はあるが、それ以上は掛けても切られてしまっている、今回は少し大きめの仕掛けで挑戦。
朝一番に出てくれた32センチ、これくらいだと強引に寄せることが出来る。
問題は50を越える奴が来た時に走りを止められるかだ。


珍しく23センチ位のちっさなのが来た、近頃はこのクラスが少なくなった。

休憩しているとナナフシが居た。

三時過ぎから釣り始める、出てくれるのは尺クラスばかり午前中で五本、午後は何本かな??。



そいつは夕方にやって来た、流芯を通しているとかすかに引っ掛かったようなあたりが、バシッとあわせると根掛かりかと思ったら、一瞬で上流に向かって走る、物凄い力とスピードだ、上流に走れば取れるかもと一瞬やったと考えたら対岸の方で姿を見せた、でかい!!!今まで見た事もない長さと幅の広さ、50ははるかに超えて居そう。
よしっ、絶対に仕留めてやる、竿を上流に倒して頭を下流に向けさせないようにした時に、そいつは一気に下流に向かって走った、大きな糸を何の抵抗も無しにすっと切って行った、今まで45センチ程度であれば0.6号で仕留めて来たのに・・・・・・・・。
圧倒的なパワーの違いだ。
切られた悔しさだけが残る。
あいつが姿を見せたのは私をからかうためだったのかも知れない「お前に釣れるものなら釣ってみな」と。
そして10分も立たないうちに次の奴がやって来た、私をからかうために。
結局この日は尺上を十本あげたに過ぎなかった、残るのは悔しさのみ。
次の日は下流から釣りのぼり午前中に五本だけ、大物は遊んでくれなかった。
翌日は二時間ほど何とか餌を採り、夕方の大物に照準を合わせた。
午前途中はあちこち様子を見て釣り場をチェックし、午後四時から戦闘開始、しかし、アタリが渋い、何本か尺上を確保した。
六時前にそいつはやって来た、小さなあたりにあわせを入れると、ゆっくりと激しい流れを上っていく、重さと流れを上るパワーが凄い。
何とか頭をこちらに向けようとしたが流木と大石の間に入り込んでしまった、糸を緩めて出てくるのを待つ、五分ほどして動き始めた、やったと思ったら擦れたのか糸が切れて終わり。
ため息をついて暫く座り込んだまま。
まだ、居るかも知れない一縷の望みをかけて釣りを始める。
うそでしょっ、又、食いついた!!コンナ事ってあるのと喜んだのもつかの間、一瞬で上流に向かって走り、糸を切って行った。
やっぱり奴らは私をからかって遊んだだけだったのだ。
さすがに闘志も潰えた、今回は諦めて次回こそ仕留めてやる、方法を考えなくっちゃ。
ビクに生かしておいた奴を出して見る、総数17本、尺上が15本、前日に旅館に5~6本持っていったから20本くらいあげたのかな。

しかし、釣り上げられなかった大物が悔しい、何とか方法を考えて釣り上げなければ。