サンバソウの刺身が食べた~いとの皆さんの要望に応えるべく、佐世保の友人と、とある離れ波止へと釣行、 いつもの様に途中でカニを調達、波止へ渡る、先に階段を上がった友人が素っ頓狂な声で、 |
「○○がおるー」と叫ぶ、何を言ったか良く聞こえなかったので、「何ー」と云うと「イノシシがおるー」と叫ぶ、何でーと私も階段を駆け上がると、確かに動物が走っていく後姿が見えた。 |
二人で釣の準備をしながら、「何でイノシシがおるんやろ」「釣竿もっとった?」「いや、もってなかった」「じゃー、魚釣りにきたんじゃないね」「うん、イノシシが魚取るのは聞いた事あるけど釣るのは聞いた事ないな」、当たり前だどこのイノシシが魚釣りするか!、しかし、釣ってる時に又現れたらどうしよう、イノシシも逃げるとこないけど、こちらも無い、其のときは其のときだ。準備をすませ、釣に入る何とかサンバソウが一匹でも釣れますように、波止の中ほどまで来た時に目の端に何か現れた、見るとイノシシがこちらに向かってくる、一瞬恐怖、しかし、良く見ると子供だ、こちらの姿を見たとたん又引き返して行った、せいぜい20キロ位か、これなら仕留めることが出来るな、頭の中に明日の夜は猪鍋だー、との光景が浮かぶ、どうせ逃げるとこはないんだ、後でゆっくりと、と考えながら釣りを続ける、餌取りに悩まされながらも何とか一匹ゲット 30センチあった、これで一応確保できた、 |
さあ、イノシシが逃げていった階段が近づいてきた、ゆっくりと階段を覗きこむと、「あれっ、イノシシがおらん」と友人の声、私も覗き込むが影も形もない、がっかり、猪鍋の夢が消えた、考えて見れば多分泳いで渡って来たのだから泳いで戻る事もできたのだ |
仕方ない、魚を釣ろう、其の後2匹を追加し終わりとした。 |

30センチをかしらに3匹、この他にアラカブ、カワハギ少し