我が子キティ、両親日本人の、本人も縦から見ても横から見ても普通のどこにでもいる小学生なんですが。



ただ、ただ、日本語があまり話せない。


しかし、最近少し変化が。


ある時キティが私に言った。


「あのさ、日本人て(キミも立派な日本人だけどな。)よく『あくまでも』って言うよね?あれどう言う意味?」


すかさず私、


「え?誰がよく言うの?パパ?ママ?学校に日本語話す人はいないじゃない?」



と聞いた。すると、



「テニスでよく聞く。」



そうなのだ、今のキティの日本語は全てテニススクールから学んでいるものなのだ。



幸いにも、そして偶然にも、今期からキティのテニスクラスのサブのコーチにアメリカ育ち、大学は東京の某国際系学部の大学生が入り、キティには英語で指示を出してもらえるようになったのだけど、メインのコーチを始め生徒さんは全員日本人。キティはそのコーチや生徒さん達の会話から日本語を吸収している。



ちょっと前にも「それ、ガチ?」と、急に日本語スラングを発して家族が騒然となったことがある。笑 その時も同じ質問したらやはりテニス友達から学んだと言っていた。



テニスの子達、皆すごくフレンドリーで、こんなに変わってるうちの子を温かく受け入れてくれて本当に良い子達ばかりでビックリするんだよなあ。これが令和の小、中学生なんだなあ、と感慨深い。



私が子どもの時、同じ学校に白人クォーターの子がいて、彼女自身は生まれてからずっと日本で育った子なのに、見た目が少し違うから、男子からよく揶揄われていて、気の毒だった。




あの、「少しでも他と違う何かを持つ者を排除しようとする」と言う昭和や平成の価値観はまだゼロではないのかもしれないけれど、かなり和らいできたようで本当に嬉しい。



そんなことを考えさせてくれた、キティの突如の日本語質問でした。



さて、私は「あくまでも」の意味をどう英語で説明したでしょうか。笑 何気なく使っていても、あらためて考えると本当難しい言葉だよなあ。日本語で説明しようとしても難しい。