のし子は元子連れアメリカ駐在員です。



私が駐在したのは、私の勤務先であるグローバル巨大企業(日本の伝統的な会社。ワタクシ、長い物に巻かれまくりたい性分なものでして。)の子会社である、アメリカ現地法人。


時々勘違いしている人が、


「日本人は海外に駐在しても日本人とだけ仕事してプライベートでも付き合って、英語が上達しない。」


みたいなことを鼻の穴膨らめて言ってるのを拝見しますが、それは多くの場合は間違いです。


あくまでものし子の例だけど。



のし子が駐在員として送られた、アメリカにある子会社はアメリカの某州法に則って設立された(=incorporated )アメリカ現地法人。トップはもちろんアメリカ人(次席が本社から送られた日本人)、全従業員2万人のうち、99%はアメリカ人(本社から送られた、のし子のような日本人駐在員は1%にも満たない)の、正に、


「アメリカの、アメリカ人による、アメリカ人のための会社」キラキラキラキラ



です。



私が所属した部署は30人程で、当たり前ですが私以外は全員アメリカ人、人種的には全員Caucasian (白人)でした。最初は久々のアメリカ人に囲まれながらの執務で緊張したけれど、2日くらいで慣れた。笑 皆もいつもの堅苦しい雰囲気の日本人駐在員ではなく、やたらくだけた、英語も問題ない駐在員と分かってくれて、すぐに仲良くなれました。


駐在員として本社から海外子会社に送られる場合、駐在先では本社での役職よりワンランク上の役職が与えられます(一応、親会社の従業員だからね)。のし子は駐在前に既に本社内でも管理職、それなりの役職だったけれどアメリカではさらにご立派なタイトルを頂いてしまいました。


一般論として日本人はアメリカに行くと若く見られ、さらにのし子はそもそも童顔なので、「え、こんな子どもみたいな人がこんなに偉いの、、、?」

みたいにしげしげと顔を見られたりしたものです。笑


プライベートもママ友はほぼ全員アメリカ人だったし、仲良い日本人は永住組で、いわゆる駐妻さんは1人のものすごい親友が出来た以外は誰も知らない、と言う生活でした。


日本語を聞いたり話したりと言う機会がほとんど無かったので聞く力は衰えました。(話す方はまあ大丈夫だったけれど。)


だから、駐在員が日本人や日本語にどっぷり浸かって英語が上達しない、と言うのは都市伝説なんじゃないかなあと思っています。


確かに大人になってから初めてアメリカに暮らし始めた、と言う人がほとんどでしょうから、そんなに上手な人はいないけど笑、皆さん頑張って英語は上達しています。