新学期ですねえ。

この時期、のし家には今住んでいる学区にある公立小学校や区役所から様子伺いの封書やら電話があります。

キティはインターナショナルスクールに通っていますが、籍は公立小学校にもあり、そこには1日も行ったことがない(恥ずかしながら、小学校の場所もよく知りません)のに毎年きちんと進級させて下さっているようです。

小学校からの連絡は大抵は「新しい学年の教科書を配りたいので取りに来て下さい」というもの。

頂いても開くことはまずなく、もったいないので辞退しています。

ただ、毎年国語の教科書だけは頂きたいなあ、とちらっと願望が頭をかすめますが、まさか「国語の教科書だけ母である私が自分の子ども時代を懐かしむために読みたいので、是非くださいな」とはさすがに図々しいのし子も言えずに今に至ります。

今年も教科書取りに来て連絡が来るかな、と言うこんな時期にいつも思い出すことがあります。





アメリカ駐在中、我が子キティは現地校の友達のバースデーパーティーが入っていない土曜日は日本語補習校に行っていましたが、キティは日本語補習校が好きではありませんでした。何しろ、日本の小学校が週5日でやるカリキュラム(国語と算数だけだけど)を同じ進度で週1日(土曜日)で終えようとするスーパーハードな場所だったからです。


加えて普段通う現地校ではとにかく先生に褒めちぎられ(アメリカ現地校あるある)アタシ天才、と勘違いしてしまっているのに、補習校の先生(全員日本人)からは漢字の書き順、トメ、ハライに始まり、数字の4や7の書き方が日本式じゃないから直せ、等とにかく熱心にどうでもいい(デジタル時代にその指導要る?)細かなとこまで眉間に皺寄せられながら指導が入り、待ち侘びた休み時間に英語で遊んでいれば怒られる(英語禁止の補習校だった。過去に記事書いてます↓)わけだから、まあ無理もない。







補習校で使っていた教科書は全て日本政府が海外に住む日本人子女に無償配布してくれる、日本の小学校が使っているものと同じ教科書でした。


キティが補習校の一年生に入学して初めて頂いた、日本の小学校の教科書。国語の教科書には私が小学生の頃にも読んだお話がたくさん載っていました。


長いので続きます。