日本に帰国してから、アマゾンとか楽天とか見てるとこの時期やたら見かけるのが、




キラキラお名前シール(お名前ペン、お名前スタンプとか諸々)キラキラ



そういうのを見るたび、キティがまだ日本の保育園に通っていた頃のことを思い出す。



とにかくオムツからお手拭き用タオルハンカチから何から何まで名前名前名前、書き忘れた日にゃあ、誰ですか、お名前書いてないのは!みたいな感じで保護者向けお便りで戦犯扱い。百戦錬磨の、のし子がマジで震えた。


極め付けは、お昼寝用布団には配布された白い四角い布にデカデカとフルネームを油性ペンで書き布団上から何センチ、左端から何センチの位置に縫い付ける、という指示。


私はその狂気に満ちた保育園からの指示書を見た瞬間に、あ、これ私の仕事じゃないな、って(どう考えてもオマエの仕事だよ。)。そっとプリント折り畳んで即時に実家母(趣味:洋裁)に送り、完璧な仕事をしてもらったけどさ(実母に断られたら器用な義理母にやってもらおうと思っていたクズ嫁。)。




これらの苦行(自分ではあまり手を下していないが)、今思い出すだけで、トラウマレベル。


かたや、アメリカの保育園🇺🇸


渡米後すぐは、キティはアメリカでデイケア(保育園)に入ったんだけど、事前の施設長との面談でノートとボールペンを手に前のめりで「持ち物は、そしてその他注意事項は?」みたいに迫ったら、施設長、鳩が豆鉄砲喰らったような顔して、「え?何もないわよ!キティ、来週からあなたが来てくれるのを皆と楽しみに待ってるからね!」みたいな。


もうね、暖簾に腕押しin the States🇺🇸って感じで。


デイケアでは、手を洗ったら使い捨てペーパータオル、昼寝はいちいちパジャマには着替えない、そして個別の布団などは無く、専用の柔らかいマットが敷いてある専用スペース(園舎がとにかく広く信じられないほどスペースがある)にゴロ寝、ブランケットは園から貸し出しで週末に業者がまとめて洗うので保護者がいちいち持ち帰ったりしない。


小さい子のクラスの親に興味本位で聞いたら、オムツも全部園持ち。とにかく親も子も手ぶらでぷらっと保育園に行けるのだ。しかも車で(広い駐車場があるからね、、、、)


前カゴにあふれんばかりの大量の荷物を詰め込んで、後ろには20kg?の子を乗せて、バランス取りながらツール・ド・フランスかシルク・ド・ソレイユばりにママチャリかっ飛ばしてた身からしたら、もうとにかくアメリカの保育園が楽で楽で楽で、毎日キティを保育園に送る度にいちいちガッツポーズしてた。笑 少子化にならないわけだよ、アメリカ、、、って独り言ブツブツ言いながら、そのままスタバのドライブスルーでコーヒー買ってオフィスに到着。


コーヒーすすりながら、「アメリカだったら3人くらい子ども行けたかもなあ。」とか遠い目して思ってたけど、気になるこの保育園の保育料、円換算すると、、、、、






約200,000円/月/人

ドドーン💥💥💥








(ちなみにこの保育園、特段豪華でも何でもなく、ごくごく普通の家庭が普通に子を預ける保育園。)


当時は駐在手当がついたり物価指数傾斜が加算されたりで今の年収の軽く2倍超えた年収だったから困らなかったけれど。


アメリカでは保育園には日本みたいに税金が投入されておらず、コスト全てが保護者持ち。だから高いけど基本的には待機児童はいない。カネさえ払えばいつでも入れる。


以前、「保育園落ちた、日本しね」みたいなセンセーショナルな言葉が世間の耳目を集めたけど。日本は政府が保育園運営に膨大な額の税金投入してくれているからこそ、あの安価の保育料が実現している。


そんな立派な日本政府にそんなひどい事言っちゃいけないのよ、と優しく諭してあげたい、のし子なのでした。