中学受験のシーズンのようです。(もう終わってる?すみません、全く知識が追い付いていません。)

 


私はバリバリの公立中学に通っていました。ただの公立中でなく、私が入学する数年前には生徒が先生を鉄パイプで殴り全国新聞にニュースが掲載されたという、ものすごく荒れた中学でした。私が入学した頃は先生達はその反動で、ものすごく生徒の締め付けを強くし、手に竹刀を持ってそれで、素手で、生徒を殴ったりは日常茶飯事でした。今ならそれだけで全国ニュースになりますね。

 

私の所属していた部活に超ヤンキーの先輩がいて(部活にはほぼ出ていませんでしたが)、中学生なのですが化粧をし、制服を着ていましたが、足元は黒のピンヒールでした。下駄箱でそれを見た時の衝撃は今も忘れられません。

 

そしてその先輩のマブダチがこれまた更にすごいヤンキーで、中学は義務教育なのに「学校辞めます」と言って来なくなってしまいました。ある時電車の中でそのヤンキー先輩が一人で新生児(当時中学生の私でも分かるくらい、生まれたてのほやほやの赤ちゃんだった、という記憶があります)を大事そうに抱っこし、あやしていたのを目撃してしまいました。中学生で妊娠・出産したのだそうです。その衝撃もまたいまだに忘れられません。

 

こんな学校ですから気弱な先生は生徒になめられてしまい、授業中はうるさくて先生の話をあまり聞きとることが出来ないという科目がたくさんありました。仕方がないのでその科目は独学しました。

 





中学受験でご自身が思うとおりの結果が出せなかった人もきっといると思いますが、まだ本当の勝負は始まってすらいないと思うのです。


私自身は小学校卒業まで学校の宿題以外は自宅で1秒も勉強したことがありません(もちろん塾も行ったことがありません)。そして上記のような信じられないほど荒廃した中学を卒業しましたが、その後アイビーリーグの一校を卒業し、試験をパスして外務省に入省し、今はグローバル企業という名を欲しいままにしている日本の伝統的な巨大企業で管理職をし、アメリカ駐在までしました。衣食住に困ることなく、家族と多くの良い友達に囲まれてとても充実した幸せな生活を送っています。


そんな自分の経験から、中学受験が思うように行かなかったとしても、これから努力すれば人生どうとでもなる、と確信しています。頑張る人に幸あれ、そう思います。


✳︎カバー写真はアメリカ駐在中に旅行したサンタフェの写真。宮沢りえちゃんの、あのサンタフェです。信じられないほど美しい街でした。