先日スリープオーバーのお話をしました。




まだ私達が日本に帰国したばかりの頃、通っている老舗インターナショナルスクールでキティに早速アメリカ人の仲良しのお友達が出来まして、スリープオーバーのご招待を受けました。とても楽しかったようで、帰宅後すごく楽しかった〜、ご飯も美味しかった〜、なんて言うものだから、



「へえー、ご飯は何をご馳走になったの?」と聞いたら「唐揚げ」との答えが。



いやいや、あそこんちはアメリカ人家庭なんだから唐揚げじゃなくてフライドチキン作ってもらったんでしょう(てか、アメリカ人あんまり料理しないからKFCからデリバリーしてもらったんじゃね)?そうか、良かったね〜、なんて返したところ、キティは、


「うううん、唐揚げだったよと強調するではないか。



そのお家のお母さんはいわゆる駐妻さん、当然専業主婦。whatsappのグループトークにしょっちゅうアメリカ人駐妻仲間達と赤坂だの銀座だのの超有名高級寿司屋でランチを楽しんだり(その度にのし子は「アナタ達、本当にその寿司の価値をappreciate 出来てるの?」って心の中で偏見満載、僻みまくりよ。笑)、これぞ東京!的なスポットに出かけたり、東京生活を大満喫している様子を報告してくれる。



カネ(港区の某ランドマーク的な高層ビルのレジデンシャルに住んでる)とヒマを持て余してるように見えて(見える、っつうか実際持て余しまくっているんだろうけど)貧乏暇無しののし子としては単純に羨ましい。あー、私の人生どこで間違えたかなあ、とすら思い、ぢっと手を見る。本当に。🤣🤣🤣🤣🤣



まあ、そんなグルメでお金と時間を持て余しているお母様だから、日本の家庭料理の子ども人気ナンバーワンメニューの唐揚げもお料理教室かなんかで習ったのかしら、と思った。だから、



「すごいね、お母さん、唐揚げの作り方どこで習ったんだろうね〜」



と言ってみたらなんと、








「お母さんじゃなくて、メイドさんが作ってくれたんだよ。あそこんちのメイドさん日本人だから今日は日本人の子(キティのことね)がスリープオーバーに来る、と聞いて唐揚げ作ってくれたんだって。すごくいい人だったよ。」

無気力無気力無気力無気力無気力無気力無気力無気力無気力無気力無気力無気力無気力







もうね、膝から崩れましたわ、私。そこのお家は食事は全てその日本人メイドさんが作ってくれるんだって。スリープオーバーの翌朝も彼女が美味しい朝ごはん作ってくれたんだって。ついでにお掃除やその他家事も全部やってくれるんだって。


いやね、東南アジアとかアフリカに駐在員として赴任するとメイドさんや運転手さん雇うのも普通なんだろうけど、ここ日本だよ?日本人の人件費もここまで落ちたの?


でもその件以来、保護者間のやり取りを見ていると、「本国に帰国するからメイドさん引き継ぎませんか」だの、「新しく日本に引っ越して来ました、メイドさん探してます」だののやり取りがワンサカされている。そんなやり取り見るといつも思う。















「ねえ、みんな。仕事も家事もやらずに、あり余った時間で一体何してんの?」


(「寿司食ってんのよ!」なの? 私なら、一切何もしなくて良い日が一日でもあったらとりあえず一日中寝るな。)







プロレタリア階層に属し、蟹工船を地で行くのし子には到底想像も出来ないわけですが。来世ではそんな生活が出来るように今のうちにたくさん徳を積んでおこうと決意している、のし子であります。