羊に似ている 今日の太陽の光を
つかまえて 飼いならす

そんな夢から汗だくで
跳ね起きたのは 緑カメムシの俺

直線で分割された 俺の大切なお空を
今日も切り売り

本当に肉体を 切って持っていかれるような
心の痛みだ


これが生活の味わいか


断崖の突端でぐらつく東京
真夏のような暑さを 
想定して汗をかきかき

客を呼ぶのは 緑カメムシの俺
お別れしたばかり 苦しそう
空の明るい日でよかったね

月の出る日でよかったね


僕が君になんて言ったか 覚えている?

ひどく傷つける言葉を
見つけていたんだ

本当は 最後は 大好きな君に

ありがとうを言うんだ

大切でないものを

大切なものの中に

まぎれこませないように
右足を誰より高くふりあげ

沈む太陽をふみつけ

もうここにはこないと言った、言った?

何度来てもいつも遅かった

手も握った 強く握った

溶けてなくなった

大切なことに巡り会って

言葉はなくて

明日もういちどやってみようと

自分をなぐさめた

少し暑い

一枚服を置いていこう

忘れものではありません

太陽の言うありがとう