旅の手帖 | どうして おなかが すくのかな 企画



ふと、思い出すとあんなことやこんなこと、思い出したりして。

付き合いも長くなると、ちょっとしたことに気づかなくなってる自分が存在する。

そいつは、ぼくが19歳の時からの付き合いで、初めての後輩

計算するのもめんどくさいんだけど、

もう十年来一緒に笑って過ごす事が出来ていた。

ほんとに不器用で、頑固で、容量が悪くて、まゆ毛が太くて、どうしようもないやつ

けど、ぼくはいつも気にかけていた。


最近、風当たりも強く僕と一緒に仕事をしていたときと

いまの現状は全然違うものだった。


出来る出来ないとかじゃなくて、あいつの不器用さばかり

攻め込まれているよな感じで、ぼくも言いたくて言いたくて

けど、ぼくも弱かったのか何もいえなかった。


昨日、メールをしてみた。

「別に世界の終わりじゃないんで、新しいものを見つけます」と

返事が来た。


ぼくは、よくわからないけど涙が出てきた。


今日、電話が来た。

ちょっと、缶コーヒーでも飲みながら少し話がしたかった。


「すいません、心配していただいて」


短い言葉だけど、僕にとっては

すごく大きい大切な言葉だった。


ほんとは、引き止めて「がんばろう」と言いたかったけど

ぼくはあいつの身体や心が心配でそんなことも言えなかった。


僕も不器用だけど、あいつの不器用さには

ほんと悔しいけど、不器用すぎる

けどそんな人ほど大好きなんだと

あらためて思う一日。


人生は旅に、気持ちは風景に

喜びとか悲しみ、手帖に記して

ぼくもあいつも場所は違っていても

同じ気持ちで旅立つ人を感じていたいです。


ぼくは、なんにもしてあげられないかもしれないけど

考えることは出来るかもしれません。


明日になれば忘れるかもしれないけど

思い出すことで、あいつのことはいつでも

気にかかるそんなことなんです。

ちょっとした気持ちを知ったことで、悲しくなることあるんだな。

ちょっと、涙っていつも止まらないんだよなー。





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