この日の夢アドは♡'s(kyuuuns)とのツーマンライブ。
形の上ではツーマンライブと銘打たれているが、それほど大仰なものではなく、要するに♡'s(kyuuuns)の主催ライブに、夢アドが呼ばれだけの話。オタクの比率からいっても6:4くらいで夢アドの客の数のほうが上回っていたように思う。
面白いのは各グループが、20分づつのライブを野球の表裏のように、順番に2回づつやるという構成。自分が覚えている限り、こういう形式のライブはあまり記憶がない。
先攻で登場したのは、夢みるアドレセンス。おおっ、今日は「SJS」の衣装か!これには久しぶりに高まった。夢アドの衣装のセンスの良さはアイドル界の中でも群を抜いて素晴らしいと思うが、中でも「SJS」の衣装のクールさは坂道グループに匹敵するか、それ以上のものがある。なるほど、この日、夢アドメンバーが、いつもよりも2割増しから3割増しで可愛く見えたのは、おそらくこの衣装を着ていたからだろう(…ってオイ)。
この日は夜にも、品川でライブの予定があるので、実質的には3本のライブをこなさなくてはならない夢アドのメンバーだったが、もちろんパフォーマンスに手抜きはなく、いつものように安心感、多幸感のあるライブを展開。
夢アドの最初のセットが終わると、今度は後攻の♡'s(kyuuuns)が登場する。夢アドと比べるとステージ衣装が圧倒的に野暮ったく、メンバーのルックスも十人並みで、ハッキリ言ってレベル的には到底夢アドには及ばない。しかしこのグループ、過去にどこかで観たことがあるような気がする。ステージ上のメンバーを見ながら、必死に記憶を紐解くがどうしても思い出せない。
自宅に帰ってしばらくしてからピーンときた。そうだ。去年の9月に銀座のライブハウスで偶然デビューライブを観たあのグループだ。気になって調べてみると、なるほど、そのときは胸キュン東京(仮)とかいう名前だった。
なんという偶然だろうか。その日、私は夏フェスの会場で、久しぶりに観て気になった夢アドを観る目的で会場にいたのだ。ついでに言うとその日、私は初めて特典会に参加して、寿莉亜姉さんのところへ行き、アオトモになる契りを結んだのだった。
♡'s(kyuuuns)のセットのあとは、再び夢アドが登場。最初のセットで不在だったもがみんもいる。考えてみると彼女も間もなく夢アドを離れることになる。聖來も含めて彼女たちの姿が、今後、夢アドのステージで観れなくなるのはとても辛いことだ。しかし大人の事情はさておき、今後も夢アドと付き合って行く以上、我々は前を向いて行くしかない。
セトリ的には、やはりこの日も「メロンソーダ」につきるだろう。何だかんだ言ったところで、この曲のイントロが流れた瞬間、聖來ともがみんの人事移動も、この日歌われた「メロンソーダ」以外のすべてのレパートリーも、まとめてどこかに吹っ飛んでいく。「メロンソーダ」の持つ異様なパワーの前には、ただただひれ伏すしかないが、ひとつ気に入らないのが、この曲がラストに歌われなかったことだ。たいした問題ではないかもしれないが、前にも書いたように、この曲はエンディングに歌わてこそ、より強力な破壊力を増す。
そうした意味で若干の不満は残るものの、20min
✕2のライブは内容的にもコスパ的にもとても満足度が高かった。
ライブの帰りに西新宿のカフェで、一緒に行った知り合いとオタ談議をしいると、ちょうどそのタイミングで、新体制の夢アドのライブの告知がTwitterにアップされる。
6月4日か。ついに賽は投げられた。もう後戻りは出来ない。