昨年の10月以降、つまり徳永愛がCHANCEに加入して以降、赤坂のCHANCE STUDIOへと通うのが習慣と化してしまった。
年が明けてから本公演のスイートベイシルでのライブにも当然参戦したが、それ以上にCHANCE STUDIOでのパフォーマンスのほうが楽しくて、最近では週一かそれ以上のペースで通っているような気がする。
何度か通っているうちにさすがに慣れたが、最初にこのCHANCE STUDIOという会場に足を踏み入れたときはかなり異様な現場だと引いてしまった。
以前にどこかのインディープロレス団体が自分達の道場を開放し、観客を入れてプロレスの興行を行っていたことがあったが、普段リハーサルやレッスンを行っている練習スタジオに客席を設けてライブを行うというのは考え方としては「道場プロレス」とまったく同じ発想である。
そして、このライブの収益をそのままスタジオの家賃や運営費にあてがうというのは、考えようによっては非常に合理的な経営スタイルだといえよう。
またヲタ側の視点から見るとメンバーが普段、汗を流している道場もとい練習スタジオに足を踏み入れるというのは、まるで舞台裏を覗いているような気分がして、それだけでもワクワクしてしまう。
同時にここで行われているライブは演者と観客が互いの秘密を共有するかのような特異な空間を生み出し、まるで赤坂のビルの地下で秘密の儀式を行っているかのような怪しげな刺激に満ちている。
観に来ている観客もどこか謎めいていて職業不詳、年齢不詳で、おそらく30代から40代くらいだと思うが、公演中に声をあげて盛り上がるわけでもなく、せいぜい手拍子を打つか、あるいはメンバーの動きをジッと見つめ観察しているといった感じ…ってまあ慣れれば別にどうってことないが傍目で見ていると結構、異様な光景に映るかもしれない。
ここに来ている人達は、ある意味アイドルヲタの極左といった風にもとれるが、いずれにしてもまともな人間は誰一人としていないような気がするww
しかし異様さという意味においては、もう一方の演者サイドも決して負けてはいない。
スタジオ内に照明らしいものはなく、室内の電気が消えた瞬間にライブが始まるといった展開に初めて観たときは力が抜けたが、しかし、それよりもいちばん信じられなかったのが一曲ごとに出演メンバーが脇のPA卓を操作して曲(オケ)を流すことだった。ほとんどカラオケボックスか路上ライブのようだが、室内で本番中にこんなことをするグループなど過去に一度も見たことがない。
ひとつ間違えるとそれはまるで中学か高校の学園祭を彷彿させるが、その素人臭い手作り感とCHANCEがそこで繰り広げるプロフェッショナルなパフォーマンスとのアンバランスさがどこか可笑しい。
いずれにしても、初めてここにきたときは何もかもが有り得ないことばかりで(それはこの現場のキテレツな環境ということだけではなく、いま中川と徳永が一緒に歌っているといったことも含めて「有り得ない」という意味)唖然としたが、何度も通っているうちにだんだんとここで行われていることにも慣れ親み、しまいには居心地がよくなってくるのだから不思議なものである。
2月14日、結局この日もCHANCE STUDIOへと出向く。
考えてみると去年のクリスマス(12/25)も自分の誕生日もCHANCE STUDIOに行っていたので、これに今回バレンインデーが加わったことによりめでたく三冠を達成したことになるwww 実に安定した非リアっぷりだ(?)。
本来、毎週木曜日は研修生4人による公演が行われているのだが、この日はバレンインデーということで研修生を含めたCHANCEメンバー総勢10人によるライブが行われた。(2人欠席)
入り口で小さな包みが配られ、その中にはバレンタインデーにちなみメンバー手作りの菓子が入っている。その菓子には①から⑩までの番号がついていて、誰がどの菓子を作ったのかはその時点ではふせられており、ライブの途中にどの菓子がナンバーワンで、どの菓子がワーストワンなのかが、この日の観客の投票によって決められた。
当然、すべてを食する時間などあるわけがないので、ほぼ見た目だけで勝負は決したのだが、結果1位の栄誉には中島理恵の作品が輝き、不名誉なワーストワンには文夏の菓子が選ばれた。確かに文夏の作った菓子は見た目がよくなかったが、順位のことはさておき、自分なんかから見ると手作りの菓子が作れるというだけで十分に尊敬に値する。
ライブの内容は前半はいつもの研修生公演だったが、この日の最大の見せ場は中盤から旧人(このグループでは新人メンバーに対して古参メンバーはこう呼ばれている)が登場し、メンバー全員によって歌われた「バレンタイン・キッス」だろう。
CHANCEというグループの性格を考えたら同じバレンタインでも、スタンダードの「マイ・ファニー・バレンタイン」あたりがくると読んでいたのだが「バレンタイン・キッス」というあまりにもベタな展開に一瞬狼狽しつつも、サビのところの決めポーズも国生さゆりのオリジナルとまったく同じであり、夕ニャン世代としてはそれだけでも十分に盛り上がってしまう。
前述したお菓子対決を含めて、いつも以上にこの日は満足度の高いライブだったと思う。
ラストナンバー「侍スピリッツ」の余韻に浸りながらの帰路ではバレンインデーにヲタ活という敗北感はひとつも感じなかった。
年が明けてから本公演のスイートベイシルでのライブにも当然参戦したが、それ以上にCHANCE STUDIOでのパフォーマンスのほうが楽しくて、最近では週一かそれ以上のペースで通っているような気がする。
何度か通っているうちにさすがに慣れたが、最初にこのCHANCE STUDIOという会場に足を踏み入れたときはかなり異様な現場だと引いてしまった。
以前にどこかのインディープロレス団体が自分達の道場を開放し、観客を入れてプロレスの興行を行っていたことがあったが、普段リハーサルやレッスンを行っている練習スタジオに客席を設けてライブを行うというのは考え方としては「道場プロレス」とまったく同じ発想である。
そして、このライブの収益をそのままスタジオの家賃や運営費にあてがうというのは、考えようによっては非常に合理的な経営スタイルだといえよう。
またヲタ側の視点から見るとメンバーが普段、汗を流している道場もとい練習スタジオに足を踏み入れるというのは、まるで舞台裏を覗いているような気分がして、それだけでもワクワクしてしまう。
同時にここで行われているライブは演者と観客が互いの秘密を共有するかのような特異な空間を生み出し、まるで赤坂のビルの地下で秘密の儀式を行っているかのような怪しげな刺激に満ちている。
観に来ている観客もどこか謎めいていて職業不詳、年齢不詳で、おそらく30代から40代くらいだと思うが、公演中に声をあげて盛り上がるわけでもなく、せいぜい手拍子を打つか、あるいはメンバーの動きをジッと見つめ観察しているといった感じ…ってまあ慣れれば別にどうってことないが傍目で見ていると結構、異様な光景に映るかもしれない。
ここに来ている人達は、ある意味アイドルヲタの極左といった風にもとれるが、いずれにしてもまともな人間は誰一人としていないような気がするww
しかし異様さという意味においては、もう一方の演者サイドも決して負けてはいない。
スタジオ内に照明らしいものはなく、室内の電気が消えた瞬間にライブが始まるといった展開に初めて観たときは力が抜けたが、しかし、それよりもいちばん信じられなかったのが一曲ごとに出演メンバーが脇のPA卓を操作して曲(オケ)を流すことだった。ほとんどカラオケボックスか路上ライブのようだが、室内で本番中にこんなことをするグループなど過去に一度も見たことがない。
ひとつ間違えるとそれはまるで中学か高校の学園祭を彷彿させるが、その素人臭い手作り感とCHANCEがそこで繰り広げるプロフェッショナルなパフォーマンスとのアンバランスさがどこか可笑しい。
いずれにしても、初めてここにきたときは何もかもが有り得ないことばかりで(それはこの現場のキテレツな環境ということだけではなく、いま中川と徳永が一緒に歌っているといったことも含めて「有り得ない」という意味)唖然としたが、何度も通っているうちにだんだんとここで行われていることにも慣れ親み、しまいには居心地がよくなってくるのだから不思議なものである。
2月14日、結局この日もCHANCE STUDIOへと出向く。
考えてみると去年のクリスマス(12/25)も自分の誕生日もCHANCE STUDIOに行っていたので、これに今回バレンインデーが加わったことによりめでたく三冠を達成したことになるwww 実に安定した非リアっぷりだ(?)。
本来、毎週木曜日は研修生4人による公演が行われているのだが、この日はバレンインデーということで研修生を含めたCHANCEメンバー総勢10人によるライブが行われた。(2人欠席)
入り口で小さな包みが配られ、その中にはバレンタインデーにちなみメンバー手作りの菓子が入っている。その菓子には①から⑩までの番号がついていて、誰がどの菓子を作ったのかはその時点ではふせられており、ライブの途中にどの菓子がナンバーワンで、どの菓子がワーストワンなのかが、この日の観客の投票によって決められた。
当然、すべてを食する時間などあるわけがないので、ほぼ見た目だけで勝負は決したのだが、結果1位の栄誉には中島理恵の作品が輝き、不名誉なワーストワンには文夏の菓子が選ばれた。確かに文夏の作った菓子は見た目がよくなかったが、順位のことはさておき、自分なんかから見ると手作りの菓子が作れるというだけで十分に尊敬に値する。
ライブの内容は前半はいつもの研修生公演だったが、この日の最大の見せ場は中盤から旧人(このグループでは新人メンバーに対して古参メンバーはこう呼ばれている)が登場し、メンバー全員によって歌われた「バレンタイン・キッス」だろう。
CHANCEというグループの性格を考えたら同じバレンタインでも、スタンダードの「マイ・ファニー・バレンタイン」あたりがくると読んでいたのだが「バレンタイン・キッス」というあまりにもベタな展開に一瞬狼狽しつつも、サビのところの決めポーズも国生さゆりのオリジナルとまったく同じであり、夕ニャン世代としてはそれだけでも十分に盛り上がってしまう。
前述したお菓子対決を含めて、いつも以上にこの日は満足度の高いライブだったと思う。
ラストナンバー「侍スピリッツ」の余韻に浸りながらの帰路ではバレンインデーにヲタ活という敗北感はひとつも感じなかった。