以前からずっと気になっていたのだが、ようやく昨日、生で観ることが出来た。
お台場の新名所であるダイバーシティ東京のガンダム下広場にしず風 and 絆の無銭ライブを観に行ってきた。
いやあ、噂どおりというか評判以上にスゴいライブだったけど、彼女達の出演前に前座というか対バンで登場したギャルバンも、なかなか素晴らしいバンドだったので、まずはそれから書こう。
GACHARIC SPINというバンドで、もちろん、この日、初めて知った。
ギター、ベース、キーボード、ドラムの4人組でボーカルにサポートメンバーが入るという不思議なバンド編成でこの日も女性ボーカルがサポートで入って歌っていた。
一曲目がロッド・スチュワートの「アイム・セクシー」のカバーで、それを初期のレッチリみたいな雰囲気でガンガンやるのだが、これがなかなかカッコイイ!
ジッと聴いているとこのバンドの音の肝の部分がズンズンくる低音のグルーヴ感、つまりベースの音にあることに気がついた。
それで、そのベースの女のコに注目すると、このコがスゴ腕で終始、指で弾いているのだが、まるでラリー・グラハムかマーカス・ミラーのようで、スゴいの何のって…いったい何だこの女はwww
ちょっとビックリした!
女性ベース奏者をみて(あるいは聴いて)「すげえ!」なんて思ったことは、たぶん人生で初めてのことである。
またこの日のMCで言っていたのだがAKB48の「GIVE ME FIVE!」でのAKBメンバーに楽器指導をしたのは彼女達なのだそうな…。
まあ、嘘をついているとも思えないのできっと本当のことなのだろう。
このバンド、ルックスも悪くなくアイドル的な資質も充分にあり、近日、初のワンマンライブをやるらしいけど、ちょっとコレ観に行ってもいいかもとマジで思った。
からのしず風 and 絆。
とにかく昨年の夏あたりから噂だけは耳にしていたのだが、なかなか現場に観に行くチャンスがなくて、本当にようやくという感じである。
今、思うとTIF2011にも出演していたので、あそこで見るチャンスがあったわけだが、あのときはあのときで朝から晩まで忙しくて場内を走り回っていたので、とても名古屋からきた弱小アイドルグループを観ている余裕などなかった。
TIF2011後のネットのカキコミなんかを見てもしず風 and 絆の評判はすこぶる高く、あのフェスに出演していたアイドルグループの中でも、とくに「地下枠」の中で最高の評価を受けたのが彼女達のパフォーマンスだった。
そういえば、オレの名古屋の知り合いも最近、地元でたまたま、しず風 and 絆のライブを観たらしく、そのパフォーマンスの熱さを先日、オレに会ったときに語ってくれた。
いずれにしても彼女達のパフォーマンスに触れた者が口を揃えて言うのが「しず風 and 絆こそが真のライブクイーンである…」と。
名古屋という土地は近年ではSKE48がようやくブレイクしたものの、昔からアイドル人気が盛り上がらず、アイドル文化が発展しないアイドル不毛の地と呼ばれれていた。
そんな不毛地帯から地下アイドルとはいえ、これだけ高い評価を受けたグループが出現したというのは珍しいことだ。
それもSKEのように、もともと体力と資金力がありマスコミが主導してつくりあげていくような人気ではなく、あくまでもヲタ主導の盛り上がりかたと高評価であるところに、このしず風 and 絆が「ホンマモン」であるという期待が高まる。
結論からいうと噂は本当で、この日、初めて観た彼女達のライブはいろんな意味で規格外のものだった。
彼女達はいわゆるアイドルとしてのグループ活動と同時にバックに生バンドを従えロック的なテイストを全面に押し出した「Iロック」という新たなジャンルを標榜した活動を行っているらしく、この日も前半はアイドルとして、後半はバンドを従えたlロックを披露するという構成でライブが行われた。
開演前にメンバーがステージに上がったので、ライブが始まるのかと思ったら、いきなりお台場ガンダムをバックにステージ上でみんなで記念撮影をやりだす。
あまりにも緊張感がない展開に面食らったが本番はさらにビックリすることの連続だった。
オープニングで空手着を着た絆のメンバー4人が出てきて何が始まるのかと思ったら、そのまま正座してしばらく黙祷が行われる。
昔、サンタナのライブで開演前に司会者とメンバーが出てきて「サンタナバンドのメンバーがこれからステージに集中するために一分間の黙祷を行います」なんて前説があったが、アレと同じことなのだろうか。
黙祷のあとに曲に合わせて空手の演舞のようなものが行われる。
何だか不思議な絵だがこれはこれで結構、サマになっていて「これからどんな展開が待っているのだろう」という期待感を抱かせるには充分な役割を果たしていたと思う。
続いてしず風の2人が登場して歌うのだが、ここでのパフォーマンスは既成のアイドルの枠を大きく逸脱したものではないが、エリア内の前方を占拠した常連客と思われる軍団のノリがかなりいい。
しばらくして驚いたのが、しず風が歌っている最中に背後で人が動く気配がしたので何かと思ってみたら絆のメンバーの一人が客を押し退けてオレの横を通りすぎて前に向かって行った。
でどうするのかと思って見てみると、三列目くらいで普通に客としてステージを観ている。
それで自分の出番がきたらエリア内から脱出してステージに上がって歌うという…。
何だかよくわからないが、こういう性格のグループなのだろうか。
本当の意味で凄いのはバックバンドを従えて「Iロック」に突入してからだった。
いきなりラフィン・ノーズの「GET THE GLORY」のカバーを歌うのだが、中高生のアイドル5~6人がお台場の野外ステージで、大昔の日本のパンク・ロックのアンセムを歌っているというのは考えようによっては異常にシュールな光景である。
驚いたのは客席前方に設置された三脚の上にメンバーがよじ登り、そのまま客の肩の上を歩行し、さらには頭上でクラウドサーフをした。
まあ体重が軽いから出来るのだろうけど、そこまで身体を張るとかw
さらにはペットボトルの水を口に含み客席に噴射と、まさにやりたい放題で、客席前方は、まるでハードコアのギグのような様相を呈している。
見方によっては、彼女達の繰り出すパフォーマンスというのはロックに対する最大の侮辱行為ともとれるが、そんなアタマでっかちな考えをするような輩はここには一人もいない。
ヲタのノリも統率がとれていてすごく一体感があり地下アイドルの良いところが凝縮されたような現場の雰囲気だった。
また、それ以上に彼女達の身体を張った必死なパフォーマンスは観ていると本当に心を打たれる。
カバー曲といえばブルーハーツの楽曲もアンコールを含め2曲歌われたが、ブルーハーツといえば某事務所の某グループもカバーしているが、アチラの人たちは、相変わらずの口パクなので、ライブならではの生々しいグルーヴ感や高まり具合は、ハッキリ言ってしず風 and 絆には遠く及ばない。
結局、一時間以上に及ぶライブパフォーマンスを披露した彼女達だったが、ライブを見終わった後の余韻は、普段、観ているアイドルのそれとは、やはりどこか異質なものだった。
終演後、CD購入者にはサイン会って、そんなもの余裕で買うわw
メンバーと接触した際には「GET THE GROLY」とかオレの世代にはヤバいからみたいなことを言ったら、「何かオススメの曲があったらTwitterで返信して下さいよ」とか返してきたけど日本のパンクだったらスターリンとか歌って欲しいよな。「先天性労働者」とかさ。(ないないwww)
スリーブにサインを書いてもらったマキシシングルを家に帰ってから聴いたのだが、一聴した印象ではライブでのエネルギーはCDの音源からは伝わってこなかった。
ただ、近いうちにまた彼女達のライブに行きたいと思ったことだけは確かである。
最初に観たGACHARIC SPINを含めて非常にコストパフォーマンスの高いお台場の無銭ライブだったと思う。
お台場の新名所であるダイバーシティ東京のガンダム下広場にしず風 and 絆の無銭ライブを観に行ってきた。
いやあ、噂どおりというか評判以上にスゴいライブだったけど、彼女達の出演前に前座というか対バンで登場したギャルバンも、なかなか素晴らしいバンドだったので、まずはそれから書こう。
GACHARIC SPINというバンドで、もちろん、この日、初めて知った。
ギター、ベース、キーボード、ドラムの4人組でボーカルにサポートメンバーが入るという不思議なバンド編成でこの日も女性ボーカルがサポートで入って歌っていた。
一曲目がロッド・スチュワートの「アイム・セクシー」のカバーで、それを初期のレッチリみたいな雰囲気でガンガンやるのだが、これがなかなかカッコイイ!
ジッと聴いているとこのバンドの音の肝の部分がズンズンくる低音のグルーヴ感、つまりベースの音にあることに気がついた。
それで、そのベースの女のコに注目すると、このコがスゴ腕で終始、指で弾いているのだが、まるでラリー・グラハムかマーカス・ミラーのようで、スゴいの何のって…いったい何だこの女はwww
ちょっとビックリした!
女性ベース奏者をみて(あるいは聴いて)「すげえ!」なんて思ったことは、たぶん人生で初めてのことである。
またこの日のMCで言っていたのだがAKB48の「GIVE ME FIVE!」でのAKBメンバーに楽器指導をしたのは彼女達なのだそうな…。
まあ、嘘をついているとも思えないのできっと本当のことなのだろう。
このバンド、ルックスも悪くなくアイドル的な資質も充分にあり、近日、初のワンマンライブをやるらしいけど、ちょっとコレ観に行ってもいいかもとマジで思った。
からのしず風 and 絆。
とにかく昨年の夏あたりから噂だけは耳にしていたのだが、なかなか現場に観に行くチャンスがなくて、本当にようやくという感じである。
今、思うとTIF2011にも出演していたので、あそこで見るチャンスがあったわけだが、あのときはあのときで朝から晩まで忙しくて場内を走り回っていたので、とても名古屋からきた弱小アイドルグループを観ている余裕などなかった。
TIF2011後のネットのカキコミなんかを見てもしず風 and 絆の評判はすこぶる高く、あのフェスに出演していたアイドルグループの中でも、とくに「地下枠」の中で最高の評価を受けたのが彼女達のパフォーマンスだった。
そういえば、オレの名古屋の知り合いも最近、地元でたまたま、しず風 and 絆のライブを観たらしく、そのパフォーマンスの熱さを先日、オレに会ったときに語ってくれた。
いずれにしても彼女達のパフォーマンスに触れた者が口を揃えて言うのが「しず風 and 絆こそが真のライブクイーンである…」と。
名古屋という土地は近年ではSKE48がようやくブレイクしたものの、昔からアイドル人気が盛り上がらず、アイドル文化が発展しないアイドル不毛の地と呼ばれれていた。
そんな不毛地帯から地下アイドルとはいえ、これだけ高い評価を受けたグループが出現したというのは珍しいことだ。
それもSKEのように、もともと体力と資金力がありマスコミが主導してつくりあげていくような人気ではなく、あくまでもヲタ主導の盛り上がりかたと高評価であるところに、このしず風 and 絆が「ホンマモン」であるという期待が高まる。
結論からいうと噂は本当で、この日、初めて観た彼女達のライブはいろんな意味で規格外のものだった。
彼女達はいわゆるアイドルとしてのグループ活動と同時にバックに生バンドを従えロック的なテイストを全面に押し出した「Iロック」という新たなジャンルを標榜した活動を行っているらしく、この日も前半はアイドルとして、後半はバンドを従えたlロックを披露するという構成でライブが行われた。
開演前にメンバーがステージに上がったので、ライブが始まるのかと思ったら、いきなりお台場ガンダムをバックにステージ上でみんなで記念撮影をやりだす。
あまりにも緊張感がない展開に面食らったが本番はさらにビックリすることの連続だった。
オープニングで空手着を着た絆のメンバー4人が出てきて何が始まるのかと思ったら、そのまま正座してしばらく黙祷が行われる。
昔、サンタナのライブで開演前に司会者とメンバーが出てきて「サンタナバンドのメンバーがこれからステージに集中するために一分間の黙祷を行います」なんて前説があったが、アレと同じことなのだろうか。
黙祷のあとに曲に合わせて空手の演舞のようなものが行われる。
何だか不思議な絵だがこれはこれで結構、サマになっていて「これからどんな展開が待っているのだろう」という期待感を抱かせるには充分な役割を果たしていたと思う。
続いてしず風の2人が登場して歌うのだが、ここでのパフォーマンスは既成のアイドルの枠を大きく逸脱したものではないが、エリア内の前方を占拠した常連客と思われる軍団のノリがかなりいい。
しばらくして驚いたのが、しず風が歌っている最中に背後で人が動く気配がしたので何かと思ってみたら絆のメンバーの一人が客を押し退けてオレの横を通りすぎて前に向かって行った。
でどうするのかと思って見てみると、三列目くらいで普通に客としてステージを観ている。
それで自分の出番がきたらエリア内から脱出してステージに上がって歌うという…。
何だかよくわからないが、こういう性格のグループなのだろうか。
本当の意味で凄いのはバックバンドを従えて「Iロック」に突入してからだった。
いきなりラフィン・ノーズの「GET THE GLORY」のカバーを歌うのだが、中高生のアイドル5~6人がお台場の野外ステージで、大昔の日本のパンク・ロックのアンセムを歌っているというのは考えようによっては異常にシュールな光景である。
驚いたのは客席前方に設置された三脚の上にメンバーがよじ登り、そのまま客の肩の上を歩行し、さらには頭上でクラウドサーフをした。
まあ体重が軽いから出来るのだろうけど、そこまで身体を張るとかw
さらにはペットボトルの水を口に含み客席に噴射と、まさにやりたい放題で、客席前方は、まるでハードコアのギグのような様相を呈している。
見方によっては、彼女達の繰り出すパフォーマンスというのはロックに対する最大の侮辱行為ともとれるが、そんなアタマでっかちな考えをするような輩はここには一人もいない。
ヲタのノリも統率がとれていてすごく一体感があり地下アイドルの良いところが凝縮されたような現場の雰囲気だった。
また、それ以上に彼女達の身体を張った必死なパフォーマンスは観ていると本当に心を打たれる。
カバー曲といえばブルーハーツの楽曲もアンコールを含め2曲歌われたが、ブルーハーツといえば某事務所の某グループもカバーしているが、アチラの人たちは、相変わらずの口パクなので、ライブならではの生々しいグルーヴ感や高まり具合は、ハッキリ言ってしず風 and 絆には遠く及ばない。
結局、一時間以上に及ぶライブパフォーマンスを披露した彼女達だったが、ライブを見終わった後の余韻は、普段、観ているアイドルのそれとは、やはりどこか異質なものだった。
終演後、CD購入者にはサイン会って、そんなもの余裕で買うわw
メンバーと接触した際には「GET THE GROLY」とかオレの世代にはヤバいからみたいなことを言ったら、「何かオススメの曲があったらTwitterで返信して下さいよ」とか返してきたけど日本のパンクだったらスターリンとか歌って欲しいよな。「先天性労働者」とかさ。(ないないwww)
スリーブにサインを書いてもらったマキシシングルを家に帰ってから聴いたのだが、一聴した印象ではライブでのエネルギーはCDの音源からは伝わってこなかった。
ただ、近いうちにまた彼女達のライブに行きたいと思ったことだけは確かである。
最初に観たGACHARIC SPINを含めて非常にコストパフォーマンスの高いお台場の無銭ライブだったと思う。