たまにはアメブロでブログでも書いてみよう。

一昨日、CHANCEの4thライブを観に行ってきた。

CHANCEとは現在、星の数ほどいる女性アイドルグループの中でもっともクオリティの高い内容のライブを提供する10人から成る「25歳以上限定」のグループである。

便宜上、アイドルグループという表現を使ったが彼女達はいわゆる「アイドルアイドルした」グループではなく、非常に高い技術と運動能力、表現力を兼ね備えたパフォーマンス集団といったほうがいいかもしれない。

ただ自分の判断基準からするとやはりこれは広義としてアイドルグループと呼んでも差し支えないと思う。

25歳以上のアイドルグループというと見る前から何やら要らぬ先入観を抱くかもしれないが彼女達のパフォーマンスの根底には「若いコ達のようにはできない。でも若いコたちだって私達のようなことは絶対にできない。」という積極的な諦観と決意が横たわっている。

アイドル業界において「若さ」というのは絶対的な価値であり、そこには他の何にも代えられないだけの説得力と商品性を備えている。

もちろんCHANCEのメンバーだって初めからそんなことはわかっているし、それらをすべて承知の上で彼女達はステージに立っているのだ。

その積極的な諦観と「しょせんはオバサンですから」というある種の開き直りがCHANCEのパフォーマンスに強度をもたらしている要因ではないだろうか。

観にきている客層もいわゆるアイドルのコンサート会場にきている年齢層と比較すると高めで、場内はかなり落ち着いた雰囲気をはなっている。

というか毎回、観に行くたびに思うのだが、この人たちは一体、何処でこのグループの存在を知ってどういう経緯があって観にきたのだろうか?

自分なりに考えてみると、CHANCEのメンバーがこのグループに加入する以前からそのメンバーのヲタをやっていてそのままの流れでここに漂着したか、自分みたいに、ここの演出家が好きで懲りずにずっと観に行っているか…まあ、普通に考えたらこの二つのうちのどちらかだろう。

彼女達のライブの魅力とは簡単にいうと音楽的にも演出的にもいろんな要素が渾然一体となり、それらが絶妙なバランス感覚の上に成り立っている点である。

そこでは過去と現在が交錯し、アンドリューシスターズとユーミンが入り乱れ、歩行者天国の大道芸から場末のキャバレーに瞬間移動するようなシュールな展開が続出する。

今回のライブも基本的には前回までの路線が踏襲されているのだが一回、一回観るごとに内容が確実にレベルアップしている。

個人的には羽賀佳代の「螢」と二部で歌われた戦前のスタンダード「バイ・ミア・ビスト・ドゥ・シェーン(素敵なあなた)」とベッド・ミドラーでお馴染みの「ブギウギ・ビューグル・ボーイ」を含むスイングメドレーが凄くいい。

終演後は例によって出口でメンバーがお見送りをしていたので羽賀さんと矢原さんと少し会話した。

羽賀佳代。これで30代とかwwwww

このトシでこれだけイケてるとは普通にスゴイわ。この艶やかさ、色香、どう考えてもハタチ前後のアイドルには出せない魅力である。

矢原さんも何気に自分のことを覚えてくれたみたいね。

帰りに、お久しぶりのちゃもさんとじょせさんと三人で静かな喫茶店でお茶飲んで帰ったけど、こういう大人アイドルを観たあとはこういう静かな場所で語らうのも悪くないかな、とw

12月ライブでは、ようやくCDもリリースされることだし次の公演では是非、副店長さんにもみてもらいたいね。