日本には世界に誇るべき由緒ある歴史と素晴らしい伝統と美しい文化があり、潜在的に持つ技術力と高い民度や社会的秩序てあいまって、高度な社会構築と経済成長を成し遂げました。

100年以上続く企業が世界的にも異常値で多い国でもあります。

今や世界中ブランドブームですが、日本には古くから、その美意識を源とした暖簾(CI、ブランド)、意匠(デザイン)、家訓(理念)が我が国には商売の文化として根付く素晴らしい背景があります。

今やどうでしょう。

CIも理念も軽視し、ただ、儲かればみたいなチープな企業が増えました。
そんな企業は、うまくいっている時は
良いが、理念がないし、CI(企業ブランド)も無いので崩壊するのも早い。◯◯えもんなどは論外としても、この20年のベンチャーや偽装問題、リーマンなど金融問題を見れば明らかです。
グローバルの名の下に、すっかり損得勘定に毒され、味覚まで中途半端に変えさせられ、金を儲けた者勝ちで、グレーな会社でも儲かればチヤホヤしてしまう。この悪しき文化を日本人は捨てないといけない。

私たちは、我が国日本の、日本人の誇りを持って原点を見つめ直し、日本の文化や伝統を背景としつつ、国も企業もその存在価値を明確として再構築していかねばならないかと思います。

以下、ネットから、中国メディアの解説の引用です。

韓国銀行が発表した報告書「日本企業の長寿の秘密と啓示」によると、日本には創業200年を超える企業が3146社あり、世界最多となっている。7社は1000年以上の歴史を持つ。世界最古の企業トップ3はすべて日本企業だ。東京商工研究機構のデータでも、創業100年以上の日本企業は2万1666社に上り、創業100年以上の日本企業の89.4%は従業員300人未満の中小企業であり、多くが家族経営で、大部分は食品製造、酒蔵、薬品、伝統文化関連の経営である。

200年を超える歴史を持つ企業はヨーロッパにも多く、ドイツには837社、オランダには222社、フランスには196社存在する。しかし中国は、最古の企業は1538年創業の漬物店「六必居」、続いて1663年創業のハサミメーカー「張小泉」、漢方薬局「陳李済」と「同仁堂」、飲料「王老吉」と、150年以上の歴史を持つ老舗企業はわずか5社。中国中小企業の平均寿命はわずか2年半、グループ企業であっても7~8年と、欧米企業の平均寿命40年に遠く及ばない。

日本の家族経営企業の多くは「終身雇用制」と「年功序列制」といった特徴を持ち、血縁を超えて継承者を選定する。家族経営企業は往々にして婿を取り、養子とすることで財産が分散しないようにし、血縁関係がなくても後を継げるようになっている。また、目先の利益を追わずに細く長く経営するという理念を持っているため、日本の家族経営企業には多角経営が少ない。さらに、100年という歳月をかけて特定の領域に注力し信頼を勝ち取っているため、この信頼を最も貴重な財産として、企業リスクに対抗できる力を高めている。誠実な経営に加え、徹底した職人気質、さらに保守的な企業経営などが日本企業の長寿の秘訣となっている。対して、脚光を浴びつつある中国の家族企業は、均等分割制の継承方法、会長や社長が一手に握る人事システム、社員の極めて低い忠誠度が相対的に見劣りしてしまう。

以上引用。