CI導入のメリット解説 その10 主体性を象徴したCIデザインで志の共有と良いイメージを発信

企業理念をベースにシンボルデザインを形作る

企業理念が固まったら、最初に確認した「自分の会社にとってのCIは何か」に沿って、カタチを作る作業を進めていきます。
このカタチを作る作業、、いわゆるデザイン開発ですが、専門用語ではシンボライズ、記号化と呼びます。


具体的な項目は会社によって異なるのですが、ここでは、「デザイン」に関すること、シンボル・マークについて説明しましょう。

開発される企業のシンボルマークは、自社の魅力を発信すると共に、自社の主体的な存在価値を象徴し、ひいては自社商品に責任を持つという企業姿勢の表れです。

当社のイメージを訴求するだけでなく、「これは当社がつくったものですから、当社が責任を持ちます」という保証を買い手や利用者に与える信頼の証となります。

シンボルマークは自社の主体的な考えや価値観を象徴するものでもあります。

デザインは言葉ではありませんから、デザインで何かを説明することはできませんが、デザインが持つ形やイメージが会社の思想や価値観を伝える大きな役割りを果たすのです。



シンボルマークは集団のモチベーションを高めるために欠かせない

私が愛するサッカー日本代表の国内の試合では、スタジアムが「青」一色で必ず埋め尽くされます。国旗が振られます。

・これにより選手は大きな勇気と勝利へのモチベーションを得ると言われます。
・そしてこれを知る我々サポーターは声を枯らして一生懸命応援します。プロ野球でもそうですね。
・そして同じようにチームを応援している人同士がいつの間にか思いを共有して胸を熱くします。

・新撰組の誠の旗に命をかけた男たちが過去の日本にはいました。戦国武将もこの事を知っていました。
・運動会の紅組や白組なら幼稚園の子どもだって。
・ヒトラーはこの効果を最大活用(悪用?)しました。
・キリスト教の十字架は言うまでもありませんね。
 
コミュニティーの求心力という側面で見れば、このような効果をもたらす力を会社のシンボルマークは持っています。
シンボルマークはこうした構成員の志を共有し、意識を高める証にもなるのです。

人には自分が心地良いと感じる集団に所属したいという意識があります。

そして、その集団に積極的に貢献したいという情熱を持つようになります。これこそが会社に対する忠誠心であり、会社のために精一杯働こうというエネルギーを形成します。


 


シンボルマークには「その会社らしさ」がしっかりと表現されていることが重要

でなければ、せっかくのメッセージが薄れてしまいます。

・若者向けの商品を取り扱っている会社であれば、若者に支持されるようなデザインを準備する必要があります。
 ・幅広い層をターゲットにしているならば、年齢性別を問わず、多くの人に親しまれるマークを考えるべきです。

幸いなことに、デザインは言葉の通じない人にもダイレクトに伝わる情報です。国際化が進む現代において、とても有利に働くことは言うまでもありません。

依然、人はイメージで多くのことを判断すると紹介しました。
そのうちの大半、、八割方は目からはいる情報です。
マーケティングや営業的なことを考えたら、それを活用しない手はないはずです。
もちろん、この側面が、CIをプロモーションの一部と錯覚させてしまう側面でもあるのですが。

では、実際には、、、後日改めてご紹介。

CI、デザイン、ブランド、企業理念、いつでもお気軽にお問い合せ下さい。


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